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2008-12-13-Sat- [シリーズ]その時あなたは 終.危機管理体制を強化せよ

[シリーズ]その時あなたは
終.危機管理体制を強化せよ

 インドのムンバイで起きた同時攻撃は世界に衝撃を与えた。日本人も1人が犠牲になり、多かれ少なかれ、日本人もテロの脅威を認識したことであろう。テロの原因や根源を潰すことは重要である。しかし、それと共に直前でそれを阻止、もしくはテロ後の危機管理の実行というものが重要である。テロだけではなく、犯罪、災害など危機管理が必要な状況は多々存在する。日本はそれなりの危機管理体制が整っているのだろうか。

 危機管理と聞いてすぐに思いつく役職は「内閣危機管理監」であろうか。これは、地下鉄サリン事件などを受けてできた役職で国防を除く危機管理を負っている。歴代全員が元警察官である。また、内閣府特命担当大臣には「防災担当大臣」というものが存在する。それ以外には内閣府副大臣、内閣府大臣政務官それぞれの防災担当などがある。組織としては、内閣情報調査室の中に、緊急事態における情報の集約・分析・連絡などを行う内閣情報集約センターが存在する。これは首相官邸の地下にあり、危機管理の初動をここで行うことになる。防衛省、警察庁、消防庁、海上保安庁などからの出向者でも構成されており、各関係省庁とホットラインで結ばれている。

 9.11以降、米国では国土安全保障省が創設された。国土安全保障省は国土防衛や国内危機に対応するための組織である。様々な機関を股にかけて運営しているため巨大な官庁となっている。注目すべきはその隷下に置かれている「連邦緊急事態管理庁 FEMA」である。FEMAに関しては米国内でも批判が多く、また、緊急時のFEMAによる強大な統制権限により警察国家化するのではないかという懸念も多いが、一般に表向きに言われる基本理念を見ていきたい。この組織の裏向きの名目はどうであれ表向きの組織目的は、災害に即応することである。緊急事態において、危機管理を様々な組織に関係なく危機管理を一手に担い、対応することになっている。今回、このコラムではこの理念を参考にして日本で新たな官庁を立ち上げるべきだという主張を行いたい。

 国内におけるあらゆる緊急事態、もしくはそれに準ずる状況が発生した場合に初期危機管理を行う組織として、内閣府の外局として「国家危機管理庁」の創設を提案したい。また、国民保護法に基づく活動を管理するということも業務内容に入れたい。今回は詳細を述べないが機会があれば述べていきたい。

 国を守るために必要な危機管理体制は絶対的に必要である。本来ならば抜かりなく対策を立てておかなくてはならないが、なかなかそうはいかない。しかし、できる限りのことを少しずつやっていかなくてはならない。「そのとき」が来てからでは、もはや手遅れなのである。




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米FEMAの緊急事態発生以後に於けるその権限の大きさは、米国の民主主義を喪失せしめてしまう程である。特に大統領と内閣の権限を超越できる規定があり、実質的にFEMAの長官が国政のトップに立つことになる。我国でこれに類する組織を創る場合は有事法制やその一部である国民保護法をその法的根拠とし、つねに内閣や首相が陣頭指揮を執る体制にせねばならない。

2008/12/25 11:40 | 玉 [ 編集 ]


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