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2008-12-12-Fri- [シリーズ]その時あなたは 5.国民保護実施の時

[シリーズ]その時あなたは
5.国民保護実施の時

 2004(平成16)年6月に国民保護法が成立した。これによって、国民保護が実施されることになった。国民保護とは武力攻撃などがあった場合に、国と地方自治体などが連携して民間人の非難や救援などを行う行動のことをいう。国民保護は一体どのようなものなのか。今回はそれを見ていきたい。


●武力攻撃事態・緊急対処事態

 国民の保護に関する基本指針では、4つの武力攻撃事態の類型を定めている。着上陸侵攻、弾道ミサイル攻撃、ゲリラ・特殊部隊による攻撃、航空攻撃の4つである。NBCR兵器の使用も想定されている。

 緊急対処事態とは武力攻撃に準ずる事態のことをいう。原子力発電所やガス貯蔵タンクへの危険が内在する場所への攻撃、人が集まる場所への攻撃、NBCR兵器の使用、航空機などによる自爆テロなどがこれらに当たるとされている。


●具体的行動

 突如、街にサイレンが鳴り響く。武力攻撃を知らせる警報である。(→国民保護に係る警報のサイレン音)そのような事態になったらまずは退避をし、そして情報収集を行わなくてはならない。放送を聴いたり、ラジオやテレビなどから情報を得るのもよい。大量の負傷者が出たり、物資の補給が必要になることもある。住民は協力を求められるはずである。その場合は状況に応じて、人命救助や物資分配などにおいて協力をすべきである。緊急事態では人手が足りなくなる。大規模テロの場合は以前の「テロの恐怖」で紹介したものを参考にしてほしい。

 地方自治体による国民保護訓練は様々な想定の元で、各地で頻繁に行われている。つい先日、11月26日には長野県でサリンを想定とした訓練が実施されており、現実的な訓練として有用なものになった。


●予備自衛官の存在

 自衛隊には予備自衛官という制度がある。正確には、予備自衛官補、予備自衛官、即応予備自衛官の3つに分かれる。災害派遣や国民保護などの活動に実際に携わるのは、予備自衛官と即応予備自衛官である。この制度では、自衛隊経験のない民間人が予備自衛官になる場合、予備自衛官補に採用された後、そこで訓練を受けて定められた訓練をこなさなくてはならない。よって予備自衛官補は訓練のみで実際の活動に参加することはできない。

 予備自衛官は災害派遣や国民保護の活動において大きな役割を果たすことになる。普段は民間人でありながら、非常時には機能的に活動をすることができる貴重な兵力である。これを拡充することは必要なことであり、更なる検討が求められる。


●総括

 今回は国民保護について深く説明しなかったが、国民保護訓練に積極参加し、個人意識を高めることがどんな対策よりも重要である。政府による広報活動を徹底し、認識を深めていかなくてはならない。また、内閣官房の国民保護ポータルサイトなども是非ごらんになっていただきたい。




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武力攻撃事態のサイレンが非常に怖ろしい。
外交努力で戦争は回避しなければならないと思う。

2008/12/22 23:05 | 通りすがり [ 編集 ]


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