アメリカ大統領選の投票が始まった。大統領が決まる前にひとこと述べておく。
今回の大統領選では史上初の黒人大統領か最高齢大統領が決まることになる。世間では経済問題や副大統領効果が支持率に影響を与えていると言われているが、そんなことはあまり関係ない。そしてあまり悠長なことを言って大統領選を楽しんでいる余裕はない。また、この選挙では米国社会の暗部を垣間見ることができる。人種差別などは特にいい例である。Nとしては軍事やテロ対策の面から見ていきたい。
マケインかオバマか。米国民は二分された。FBIはテロ対策を担う組織として危機感を持っているようである。それは、オバマ上院議員が大統領になった際についてである。いまだに根強い黒人への差別感情は多くの白人が持っている。そんな中でオバマ氏が大統領になればかなりの反発が予想されるという。ある報道では、FBI関係者が雑談の中ではあるが次のように述べたという。
「大統領就任式が警察力で守れるとは思えない。軍事力が必要だ。」
先月の27日には白人至上主義者の20歳と18歳の二人がオバマ氏暗殺計画をしていたとして逮捕された。それ以前にも暗殺計画は摘発されている。まるでこの話の始まりを見るかのように。これは決して冗談ではない。これだけ二分された国民をオバマ氏は大統領になったらまとめることができるのだろうか。特に、白人の中でも最も保守で米国を神の国とさえ言うキリスト教原理主義者、福音派と呼ばれる人々の動向は気になるところである。FBI関係者がここまで言うのであるからしてかなり危険な兆候を察知しているのであろう。余談ではあるが、米国がイランに対して強硬な姿勢を示したときに、イラン関係の工作員が米国に多数流入してFBIがマークしきれなかったため、FBIは政府に強硬姿勢をやめてくれとさえ言ったこともあったという。警察だけで国内の治安が維持しきれなくなれば最悪の場合martial law(戒厳)の布告もある。そして、これをきっかけとして白人と黒人の間で深い溝ができてしまうようなことは避けなければならない。もし、米国民がひとつになることができなければ、米国は今度こそ確実に没落する。
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