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2008-10-10-Fri- 日本の国際貢献とは

 NATOは海賊対策のためソマリア沖に軍用艦船を7隻派遣すると発表した。(⇒ここを参考
 9日もこの海域ではセメントをのせた船舶が乗っ取られており、治安状況は最悪である。欧米各国は対策に乗り出しているが、依然海賊行為が多発している。

 日本が国際貢献をしないことに対して米国の圧力が強まっている。米国はアフガニスタンにおいて軍事的貢献をしていない国に対して、アフガニスタン軍強化のための費用の一部を要求してきた。これが実現すればまた日本は湾岸戦争に戻ってしまう気がする。しかし、だからと言ってすぐにアフガニスタンの陸上軍事支援を行うのは早計である。

 米国が現在のアフガニスタンを作り出してしまったという声があるがまさにその通りである。アフガニスタンを攻撃しなければこのような状況になっていないかもしれない。しかし、今そのようなことを言っている余裕はない。もうすでにこの状況であるのだから、この状況を改善するためには各国の協力が必要である。その中に日本も参加できるのかということが重要である。しかし、何度も言うように日本は海外での軍事活動を積極的に行うことができない。海外派遣を行うのであれば確実に法整備が必要である。これが完全に整備されるまでは絶対に派遣するべきではない。

 行うべき活動はたくさんある。インド洋での海上阻止活動、アフガニスタンISAFへの部隊派遣、スーダンへの派遣、海賊対策など日本が活躍しなければならない場所はこれだけにはとどまらない。しかし、現状の中途半端な法律を根拠に部隊を派遣することは絶対にしてはならない。加えて、海上保安庁が海外で活動することは絶対にしてはならない。国土交通省は海運会社から対応策を求められているが、通常なら軍事組織が船を守ることが普通ではないのだろうか。自衛隊はその活動ができないから要請もされないのだろうか。とにかく、日本独自の国際貢献というものを考えなくてはならない。外国は日本の法律事情などほとんど知らない。集団的自衛権の話をしたら奇異に思われるかもしれない。それは、日本が悪いと言っているのではなく、日本は確固たる国家の方針を打ち出すべきだと言いたいのである。憲法9条を解釈不可能なようにして武力行使の完全禁止をするのか、それとも国軍を創設して通常の軍事力を保持するのか。私は、中間地点は無いと思っている。中途半端な改定を行えばまた時間を浪費する法律解釈の議論をしなくてはならなくなる。それだけは絶対に避けなくてはならない。どこの国とも軍事的な依存はするべきではないが、米国との協力体制はなくすことはできないだろう。なぜなら、中東で大規模に活動する際に日本は自国の基地を保持しておらず、米軍基地を借りなくてはならないからである。日本が自由に軍事活動ができる国になるまではあと10年は少なくてもかかるだろう。それほど日本の軍事・外交レベルは低いのである。

 自衛官の安易な派遣は避けるべきである。政局や圧力に乗じて安易に派遣すれば確実に戦死者が出る。自衛官が戦死しても栄典も名誉も法整備も何もない。海外で外国部隊が目の前で攻撃されてもそれを見ながら何もせず撤退しなければならない。こんな国が国際貢献などと大声で声高に叫ぶことができるなど、私には到底信じられないことである。




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東南アジアや太平洋沿岸諸国は沿岸警備隊を設立するために海上保安庁に援助を求めているのに、海上保安庁は絶対に海外で活動してはならないというのは理解できない。

2008/10/12 00:53 | 通りすがり [ 編集 ]


「現行体制での海上保安庁」は海外活動をすべきでないという意味です。

海洋行政を一元化できるならばそうすべきです。その下部組織としてコーストガードを設ける。できないにしても海上保安庁の位置付けと権限を明確にすべきです。
確かに東南アジアでは海賊が多発しています。我が国のコーストガードが活躍できるならば絶対にすべきです。ただ、今の法律で海上保安庁だけ武力を伴った活動が許されるとは思えません。死者がでたときも軍人と同様の栄典を受ける体制が必要です。
コーストガードを準軍事組織として設け、規模を拡大すべきです。もちろん、それ以前に法整備が必要です。
つまり、コーストガードを含めた国防体制抜本改革が必要だと思います。

2008/10/12 07:41 | N [ 編集 ]


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