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2009-12-29-Tue- 支援活動のために国際協力隊をつくるべきか

 再び意見をいただきました。再びポイントになるのは、陸上自衛隊がPKOなどの任務に対応していくための普通科兵力をどのように確保できるか、ということです。コメントの中ではMOOTW(ムートウ、ムートゥ)のことをおっしゃりたいのだと思いますが(できたら直していただけると幸いです。正しい表記をできるだけこころがけていますので)、軍でなくとも民間で行える活動を「国際協力隊」のような組織を立ち上げて従事させるというのが提案でした。例えば災害派遣が大きな例で挙げられるでしょう。自衛隊と協力して活動を実施するという構想です。

 私は、はじめに正直に言っておきますが、こうした災害派遣活動や復興支援活動などに関しては、他に比べて詳しくありません。諸外国のそうした活動やJICAについても知識がありません。ただ、ひとつ言えると思うことがあります。それは治安や安全に関することなのです。治安がかなりのレベルまで回復し、民間人が安全に活動を行うことができればほとんど問題はありません。それが理想の形です。しかし、災害支援や復興支援などは混沌とした場所に展開しなければならないことが大部分であり、治安の回復を待っていたら何もできないこともあります。こうしたことを想定して自衛隊部隊とともに派遣することが必要になるのだと思いますが、民間の人間が危険な状況で多数展開するなかで、規律を維持して行動がはたしてできるのだろうかという心配があります。また、民間人を守るために自衛隊の部隊が武器をきちんと使うことができなければ民間人の死者を出す可能性すらあります。

 そのような責任と覚悟が両者になければきけんな地域での活動はできないでしょう。自衛隊は命令で動きます。しかし、民間人にはその義務はありません。もちろん、国際協力隊のような組織をつくればやる気のある人間がたくさん集まってくるでしょう。実際に活動に従事するためにはしっかりとした教育をして規律を徹底しなければなりません。すでに危険な地域で活動している団体や個人はたくさんいますが、国際協力隊というからには国の意思で派遣することに恐らくなりますよね?そうなれば責任はすべて政府が負うことになります。結果的に危険な地域での活動はできるだけ控えることになるでしょう。もしくは、自衛隊部隊に武器使用権限を明確に与え、活動を守らせるように政府が指示を出さなければならないでしょう。

 ここまでは否定するようなことを言いましたが、他国軍が展開している地域に派遣をするという方法もありますし、安全な場所では活動できるので国際協力隊を別枠で設けるのはいい考えだと思います。ただし、活動範囲はぐっと限られるということを言っておきたいだけです。これから議論でもう少し詰めることができたらいいと思います。

 さて、タイムリーと言っていいのかどうか不明ですが、友愛ボート構想というものが新しくでてきています。実際に具体的な内容が出来上がりつつあるようです。

米軍医療支援に艦船派遣=「友愛ボート」構想を具体化-防衛省(時事通信)

 防衛省は26日、鳩山由紀夫首相が掲げる「友愛ボート」構想の具体案をまとめた。米軍が中心となって行う人道支援活動「パシフィック・パートナーシップ」に、来年から海上自衛隊の大型輸送艦1隻を初めて派遣。約20人の医療チームなどを乗せて、アジア・太平洋地域で支援活動を行う。
 「友愛ボート」構想は、首相が今年11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のため訪問したシンガポールで講演した際、明らかにした。
 支援活動は、同地域の発展途上国との関係強化を通じて安全保障環境を改善しようと、米国が2007年から始めた。米海軍の艦船が各国を訪問し、医療活動や土木事業支援、文化交流を行っている。カナダやオーストラリア、シンガポールなどは、軍医を派遣するなどの形で参加している。 
 自衛隊もこれまで、医官、歯科医官各1人を支援活動に派遣してきたが、来年からその規模を拡大する。海自の大型輸送艦で医官、看護官らの医療チームを派遣。現地の民間人との文化交流などを推進する目的で、NGO(非政府組織)関係者の同乗も呼び掛ける計画だ。(2009/12/26-15:14)


 NGOの関係者も同乗して活動に参加することになるのでしょうか。本格的にこうした活動に力をいれているのであれば、様々な組織案を検討してもいいでしょう。パシフィック・パートナーシップは米軍主導の支援活動です。米軍だけでなく軍が支援活動を行うことができる理由として、規律を維持して活動ができ、安全も確保しやすく、かつ自己完結性が高いということが言えるでしょう。ですから軍の活動に合わせて民間団体が出ていくことができるのではないでしょうか。既存の枠組みに参加するのであれば「国際協力隊」は活動を行うことができるはずです。高い能力が必要とされますが。支援活動は多岐にわたるのでそれぞれ能力を持った人が必要になります。軍や自衛隊はそうした能力も備えているのです。

 国際協力隊はこれからもっと考えるとして、友愛ボート構想ですが、輸送艦を使う余裕はあるのでしょうか。海上自衛隊は反発していると思いますけれど・・・(想像ですが)。大型輸送艦というからにはおおすみ型輸送艦を派遣するのでしょう。私の考えとしては、輸送艦は陸自部隊を移動展開させるのに極めて重要だと考えているので、おおすみ型3隻のうち1隻が海外で活動を行うことになるのは大きなダメージであると思っています。そうでなくとも数は少ないというのに・・・。民間の大型船を調達して運用することもあるかもしれませんね。




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