Nの軍事ブログ

ご批判、意見、訂正など是非お願いいたします。何か情報があれば是非コメントをお待ちしております。
------------ スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2009-06-23-Tue- [シリーズ]海上自衛隊の戦力を強化せよ 2.哨戒能力の強化を

 海上自衛隊の得意分野と言えば対機雷戦と対潜水艦戦の2つが挙げられるだろう。対潜水艦戦については海上自衛隊は対潜哨戒機を運用して対潜哨戒を行ってきた。しかし近年、今まで「対潜哨戒機」として運用されてきたP-3Cが単に「哨戒機」と呼ばれるようになった。これは対潜哨戒のみならず洋上監視などの活動が増えたために単に哨戒機とされるようになったのである。海上自衛隊のP-3Cは対潜哨戒能力を有しながら不審船や海賊などに対する哨戒(パトロール)活動を行うための高い能力をもっているとして期待されている。

 現在行われているソマリア沖アデン湾における海賊対処においては、海上自衛隊のP-3C哨戒機の洋上監視活動によって大きくこれに貢献することができるようになるだろう。各国も苦しい中哨戒機をだすなかで日本には米国に次いで多くのP-3Cを保有しており、海外に派遣する余裕がある。日本は離島を多く持つため主権が及ぶ水域を多く保持している。それゆえ広く哨戒活動を行う必要があるためである。もともとの理由はソ連の脅威に対応するため米国主導でP-3Cが多く導入された経緯があるが、今となっては必要な存在であり、あって当然のものとなっている。離島防衛を行うためにも重要な役割を担っているのである。

 ところが、P-3Cはこれから徐々に退役していくことになっている。後継機として開発されたP-1哨戒機がP-3Cのかわりに配備されることになるが、自衛隊は個体の能力が向上したことにより現在配備されているP-3Cより少ない70機ほどのP-1哨戒機で哨戒態勢を維持できるとしている。これから海上自衛隊の哨戒能力が必要となるなかで現状を維持するだけでよいのだろうか。全体的な哨戒能力を向上させ、海外での活動も満足に行う為にも現在のP-3Cと同数を配備し、哨戒能力向上につなげるべきだと考える。いくら多くの機体があるとはいえ、全てが即時運用可能なわけではない。予備も十分に考慮したうえでのことであると考えていただきたい。また、もしP-1哨戒機に興味がある国があり、輸出可能になったらすべきではないだろうか。そうすれば1機あたりのコストも抑えることができるのではないだろうか。早急に武器輸出を可能にすることが必要であるだろう。もちろんP-1をほしいという国がなければ全く意味のない話ではあるが。

 哨戒任務をを行う航空機はP-3Cのような固定翼機だけではない。海賊対処でも知られているが護衛艦に搭載されているSH-60ヘリコプターが艦艇の周辺において哨戒活動を行うことができる。船団護衛の場合は艦艇が直接カバーできないエリアをヘリコプターによって警戒したり、情報に基づいてヘリコプターを他の海域に派遣することもできる。そして、最もヘリコプターを活用できる艦艇はやはりひゅうが型護衛艦である。ひゅうが型護衛艦に搭載されているヘリコプターによる哨戒活動はかなりの効果を期待できることは間違いないだろう。ただ、ひゅうが型護衛艦に搭載される予定のSH-60Kは3機であり、これでは哨戒能力の大きな向上は期待できない。更なる哨戒能力向上のためにはヘリの搭載数を増やすことが必要だが、ひゅうが型護衛艦については後にまとめる予定である。

 以上、P-3CならびにP-1とSH-60による哨戒能力の向上をすべきだという意見を記したが、そのためには単純に作戦機数を増やすことが必要になる。また、ヘリの場合は搭載できる艦艇によって更なる哨戒能力向上が見込めるということである。対潜哨戒および洋上監視はシーレーン防衛にとって非常に重要なものである。これを行う海上自衛隊の能力を向上することが広い経済水域などの警戒を行い、海賊対処やテロ対策などのシーレーンの安定に寄与する結果となることは言うまでもないだろう。

 能力の向上だけが必要なのではない。日本の権利が及ぶ海域を端から端までしっかりと監視できる態勢を整えなければならない。例えば、政府は尖閣諸島は日本の領土だと主張しているにもかかわらず、P-3C哨戒機が尖閣上空を飛行して哨戒活動を行わず近くまで行くことしかしなかった。竹島も我が国固有の領土としながらも他国の管理下に置かれている。択捉、国後、色丹、歯舞も同じである。更には領有権の争いのない与那国島の西側は日本ではなく台湾の防空識別圏となっている。
日本にとって離島の主権を守ることは国全体を守ることに一致している。離島の主権を守ることはその周辺海域・空域を守ることである。他国に配慮し、更には領土の上空が自国の防空識別圏でないために周辺海域でのあらゆる活動が大きく制限されている。これは能力の問題ではなく政治の問題である。

 離島保護のための哨戒活動としてその他に考えられるのは、機動力の高いはやぶさ型ミサイル艇によるものがある。これを特に南西方面の島嶼に配備して沿岸警備体制を整えるのも効果的な方法だろう。海上保安庁の巡視船艇が多くの離島に展開してくれるのが沿岸警備にとっては一番いいことなのだが、ミサイル艇も非常に大きな効果を発揮するに違いない。また、滑走路の造れない島にはヘリポートを設けて海上自衛隊の哨戒ヘリを配備するというのも十分な効果を生むに違いない。哨戒ヘリとミサイル艇をセットで配備し、海上保安庁の巡視船艇数隻を置けば現状より更なる哨戒能力の向上につながる。繰り返すようだが、離島保護のための完全な哨戒態勢の整備をまずは始めるべきである。




シリーズ | trackback(0) | comment(0) |


<<今日の報告20090630 | TOP | [シリーズ]海上自衛隊の戦力を強化せよ 1.はじめに>>

comment











管理人のみ閲覧OK


trackback

trackback_url
http://96483.blog59.fc2.com/tb.php/229-85d70afb

| TOP |

●訪問者数

2009年11月19日から


いままでの単純HIT数
ブログパーツUL5

●BLOG内記事検索

●プロフィール

N

Author:N
 
自衛隊、日本関連の軍事情報を中心に運営しています。

▼リンク


このブログをリンクに追加する

●最新記事

●最新コメント

●最新トラックバック

●日付別記事一覧

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

●月別アーカイブ

●カテゴリ

●注目!!!

クリックをお願いします


軍事 ブログネットワーク

単純HIT経過


QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RMT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。