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2009-06-07-Sun- [海賊対処]P-3C哨戒機派遣と活動公開

 5月28日、雨の降るなか海上自衛隊厚木航空基地からP-3C哨戒機が飛び立った。






 行進の際には海上自衛隊隊歌の「海をゆく」(海上自衛隊のサイトから無料でダウンロードできます)、離陸の際には軍艦行進曲が演奏され、隊員たちを見送った。コメントへの返事を兼ねて記すが、航空隊の海上自衛官の服装はカーキ色の新しく調達したと思われるもので、更に3カラーデザート(米海軍などで使用)のブーニーハットを身に着けていた。今回の新しい服装に注目したが、インド洋に補給活動で派遣された艦艇の乗組員や海賊対処活動に従事する護衛艦の乗組員は避暑用の今まで制定されていなかった服装を着用している。あまり触れられてはいないが、幹部は薄茶色の作業服(通常の紺色のものの色違いと思われる)、曹士は水色の作業服を着用しており、キャップも新しいものである。これらはテロ特任務がはじまるのにあわせてできたものだと思われ、海賊対処でも活用されている。



テロ特

(画像は補給支援活動のもの 統合幕僚監部より)

 
 上記冒頭の動画はNの自衛隊関連動画集にも掲載している。話はP-3Cに戻るが、6日に海賊対処活動が報道陣に公開された際にP-3C哨戒機2機が飛行した。しかし、この状況は今回の任務では通常は起こりえない。以前にも記したが、今回の派遣ではP-3Cは1機が任務に就き、1機がバックアップとしてローテーションすることになっているからである。搭乗員も3個か4個でのローテーションがなされていると考えられる。

 海賊対処においては広い海域を哨戒するのに哨戒機の活動は非常に効果的な方法である。日本はP-3C哨戒機を大量に保有しており、艦艇の派遣よりも哨戒機の派遣のほうが余裕があるのである。よって、P-3Cを少なくとも4機体制、最大で8機体制くらいにすることは可能なのではないかと個人的には思う。海幕でもそのようなことは検討されているのではないだろうか。それほどの量の哨戒機を海外に出すことができるのはアメリカと日本ぐらいである。米国のように本土以外に海外基地を多く持ったり、艦艇が世界中に散らばっている国と比べて、日本の哨戒域は日本周辺以外にはないわけでむしろ米国よりも余裕があるのかもしれない。ただ、機体の整備に人員が必要になるため、それを考慮に入れて派遣を考える必要がある。

 さて、船舶を護衛する様子が報道陣に公開されたが、報道での映像に注目してみた。まず、銃座に設置された12.7mm重機関銃を構える自衛隊員の様子が見られた。そして、興味深いことに64式小銃を持っている隊員や5.56mm機関銃MINIMIを構える隊員の様子まで見ることができた。海賊船などの不審船接近に備えて即応体制がとられていることがはっきりわかり、常に緊張が強いられる現場であることがよくわかった。

 艦艇はこの広大な海域を警備することはできないため、警戒活動は哨戒機が適している。艦艇の仕事は船舶を護衛することである。哨戒機などで集められた情報をもとにして進路に不審船がいる場合はできるだけ避けて通ることでリスクを少しでも多く回避することができる。つまり、哨戒機の活動は重要であり、拡充されるべきだということである。もちろん護衛艦の護衛活動も重要である。しかし、補給をするために港に帰らなければならない。そのため、護衛効率が少し落ちることは否定できない。そこで活躍できるのが補給艦である。洋上で補給を行うことができれば継続して護衛を実施できる。その重要な補給艦だが、派遣根拠が新テロ特であるため海賊対処任務に従事する根拠があやふやになることが指摘されている。それならいっそのこと海上警備行動の措置として現在活動中の補給艦「ときわ」に派遣命令を下してはどうだろうか。そうすれば非常に効率的に任務を行うことができる。すでに実施して大きな問題になっていないから問題ないのだろうけれど。

 以前、海賊対処と補給支援が重なる任務だということを統幕の地図を使って述べたことがあるが、活動根拠が違うという理由で作戦に支障をきたすというのは問題である。ソマリアにテロ組織が入り込んでいるという見方もあり、海賊対処任務が将来的にテロ対策にもつながるものになるかもしれない。線引きが意味をなさないのであればその障壁を取り除く努力をしなくてはならない。

最近の海賊関連動向 海自P-3C派遣へ(4月16日)

 民主党の安全保障政策には到底納得できないが、政府のその場しのぎともとれる政策にも不満が残る。徐々に溶かしていかなくてはならない大きな氷があるのはわかるが、次の総選挙ではまともな安全保障政策をもった政党が政権を担うことを願いたい。特に、海賊対処と来年1月に期限が切れる新テロ特をしっかり整備できる政府になってほしい。総選挙で決まる総理大臣が海上自衛隊観艦式に快く呼ぶことができる総理大臣になりますように。



 最後に・・・
 以前から言っているが、自衛隊独自でもっと画像を掲載するなどの広報を行ってほしい。

 派遣海賊対処航空隊のP-3C派遣についてのPDFファイルをはっておきます。
   P-3C派遣について(防衛省)




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