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2009-04-28-Tue- 新型インフルエンザ認定 防衛省の対応は

 今朝、舛添要一厚生労働大臣は記者会見で、メキシコなどで感染が確認されている豚インフルエンザを厚生労働省として新型インフルエンザとして認定すると宣言した。これは、世界保健機関がフェーズを3から4へ引き上げたことを受けたものである。詳細はニュースなどを参考にしてほしい。今日の記事では早速動き出すことになった防衛省の動きを主に見ていこう。

共同通信:厚労相、新型インフル発生を宣言 水際対策の徹底など表明


自衛隊医官の活動が決定
 新型インフルエンザ認定を受けて、成田空港では機内検疫が行われた。しかし、人員が足りず、1回にかかる時間が増大した。また、今後感染がさらに拡大し、検疫に関わる医師が不足する可能性を考慮し、舛添要一厚生労働大臣は28日の新型インフルエンザ対策本部の会合において、浜田靖一防衛大臣に自衛隊医官の協力を要請した。時事通信によると、これを受けて防衛省は陸上自衛隊の医官・看護官と防衛医科大学校の医師計約30人を成田空港の検疫所に派遣することを決定し、30日から活動を開始するという。


防衛大臣会見概要
 また、28日午前に行われた防衛大臣会見概要を以下に防衛省サイトから転載する。

1 発表事項

 なし。
2 質疑応答

Q:豚インフルエンザに関する質問です。フェーズが4に上がりましたが、このことに対する受け止めと防衛省の今後の対応についてお聞かせ下さい。

A:政府に「新型インフルエンザ対策本部」が設置をされたことによって、同対策本部での基本的対処方針を踏まえつつ、防衛省としても関係省庁間で情報共有や連携を図りながら、「防衛省新型インフルエンザ対策計画」に基づいて具体的な対策を検討することになります。

Q:具体的には、防衛省としてどういう担当をされるのでしょうか。

A:いずれにしても、これから色々な検討をしていくことになろうかと思いますが、その辺も含めて今後の対応ということになろうかと思います。

Q:現時点では具体的な対応を取るということは今のところは考えていないと。

A:今のところはそうです。これから検討して、どのようなニーズがあるのかも含めてということになろうかと思います。

Q:今の閣議閣僚懇では総理から特段指示はありましたでしょうか。

A:当然、現在こういう状況ですから、今後の対策や本部の在り方等についてのお話がありました。



今後の自衛隊活動予想
 世界保健機関(WHO)がフェーズをあげたように、感染が拡大している。メキシコでは必死に感染拡大を抑えてはいるが、油断はできない状況である。現時点の状況では民間の旅客機が運航しているが、今後状況が悪化すれば最悪の場合運航が停止する可能性もある。その場合、感染被害各国に取り残された邦人を輸送するため、政府専用機や航空自衛隊の輸送機などの自衛隊機や自衛艦などが派遣されるかもしれない。邦人の収容が確認されれば、最後に大使館員の輸送も行われることになるだろう。

 また、すでに決定したことであるが、検疫に必要な人員の更なる派遣も行われるだろう。防衛省では防衛省新型インフルエンザ対策計画の中でこのことを予想し、記している。そして、最悪の状況であるパンデミック発生時にはやむを得ず自衛隊病院の活用や支援物資輸送などでの活動も予想できる。

 とりあえずは活動を行う自衛隊が自身を新型インフルエンザを守り、活動を行ってもらわなければならないだろう。


海上保安庁の活動
 港や海岸での水際対策を行うために、海上保安庁の重要性は言うまでもない。港湾での検疫強化や、密入国者の徹底した取締りなどである。離島への物資輸送なども行うことになるという。また、防衛省より可能性は低いと思われるが、海上保安庁の航空機や巡視船などによる邦人輸送支援の可能性もある。ちなみに、前回の記事では記さなかったが、海上保安庁も新型インフルエンザ対策行動計画を示しており、その中に具体的行動が記されている。


その他
 新型インフルエンザの可能性がある症状が出たと感じたら、外出は控え、保健所に相談をする必要がある。インターネットなどの安易な情報を鵜呑みにせず(これもその中のひとつだが)、専門家に確認をとって必要な策を講じなければならない。日本ではまだまだ新型インフルエンザの知識が足りないように思える。あらためて以前の記事「その時あなたは 1.新型インフルエンザの恐怖」のリンクをはっておく。

 新型インフルエンザには潜伏期間があることや、検疫が行き届かないことが原因で新型インフルエンザウイルスが日本国内にすでに持ち込まれている可能性がある。移動手段が進歩したことであっという間に感染が拡大するため、個人的な対策が最後の砦となる。また、これから大型連休で海外にわざわざ行って、ウイルスをお持ち帰りしてくる人が現れるかもしれない。対策をしないよりは大げさでもしておいたほうがいいに決まっており、十分に対策を講じることをすすめておく。

 最後に、豚インフルエンザよりも以前に注目されていた鳥インフルエンザだが、忘れてはならない。アジアで死者が出ているものだが、中国の内陸部では実は鳥インフルエンザウイルスが蔓延している可能性も疑われている。新たなインフルエンザウイルスが新型インフルエンザに認定されたことで、目の行き届かない場所にますます目が向けられなくなることを懸念する。




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