FC2ブログ


Nの軍事ブログ

ご批判、意見、訂正など是非お願いいたします。何か情報があれば是非コメントをお待ちしております。
------------ スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |


2009-04-16-Thu- 最近の海賊関連動向 海自P-3C派遣へ

 きょうはやけに軍事ニュースが多かった気がするが、ここ1週間ほどの海賊関連ニュースを見ておきたい。

▼11日
●海自護衛艦が不審船対処
 マルタ船籍の船から無線連絡を受け、LRADなどで不審船に対処した。

 護衛任務を行っているこの艦隊こそまさしく「護衛艦隊」でありますね。護衛艦の艦隊ということで護衛艦隊とも呼べるし、護衛する艦隊であるから護衛艦隊とも呼べる。もっぱら日本で護衛艦隊といえば自衛艦隊隷下の護衛艦で編成されている艦隊のことだが。どうでもよいはなしでした。

●フランス軍が救出作戦
 フランス海軍特殊部隊が乗っ取られたヨットで人質の救出作戦を実行し、人質1人が死亡、4人が救出、海賊側は2人が射殺され、3人が拘束されるという結果に終わった。

▼13日
●米海軍特殊部隊が船長救出
 海賊に人質にとられていた船長を救出すべく米海軍特殊部隊SEALs(シールズ)が攻撃をかけ、海賊を数名射殺し人質を救出した。

●海賊「報復宣言」報道

▼14日
●米国がソマリア沖に艦艇増派検討

▼16日
●フランス海軍が海賊船を捕捉
 フランス海軍の活動は非常に活発です。海上での警戒も増強され、過去には陸上へ追跡したこともありますから。

●韓国海軍部隊、護衛任務開始

●中国海軍部隊、第2陣に交代

●海自P-3C派遣準備へ
 6月頃から2機が活動を開始予定だという。

 たった2機ですか。と言いたいところですが、P-3Cを派遣するというのは案外大変なことなのですね。単に機体とパイロットを派遣すればよいわけではなく、各整備部門から人員を派遣しなくてはならないですし、警備人員なども派遣しなければならないですからね。例えばこれを見てもらうだけでも少しはわかると思います。→厚木基地第3航空隊

 警備には陸自から部隊を派遣することを検討するようですが、私は海自から出せばよいのではと思います。これから自衛隊の活動が増える中で、特に海上自衛隊が海外で活動することが増えるでしょう。いちいち陸自と連携する必要はないのではないでしょうか。海自にも警備部隊はいるわけですし、経験を積む機会にもなるでしょう。統合運用などという声も聞こえそうですが、こんな小規模で統合運用ってねぇ・・・。どうなんでしょうか。陸自もそんなことでいちいち海外派遣されては迷惑ではないですか。そんなことないか・・・。統合運用は必要なときにやればいいのであって、それぞれの自衛隊の役割分担も大事だと思います。

 日本は海外に補給のために使う港があっても、艦艇を常に置いている港がないため、艦隊は交代交代で派遣し、常に展開していなければなりません。米国のように、第5艦隊が近くにあってすぐに艦艇をソマリアにまわすという芸当はできないわけです。ですから、P-3Cの派遣意義は大きいと思います。



 最近はソマリア沖には各国の艦艇が集結していますが、海賊は活動範囲を広げているようです。あの広い海域で長いシーレーンを守るにはかなりの艦艇が必要になります。それに、ソマリアではテロ組織の活動も疑われています。現時点でも船団護衛部隊とインド洋での補給支援活動部隊の活動海域が重なる部分が多くあります。これから更に海賊が増えることになれば、今の派遣規模ではより一層対応しきれなくなるでしょう。


0416 1

0416 2 map

(画像は統合幕僚監部より)

 ですから、これはNの勝手な提案ですが、今後はインド洋派遣艦隊という名前にして護衛艦と補給艦を同じ部隊に統合し、派遣規模を拡大するというのはどうでしょうか。もちろん現時点の2つにわかれた活動でなんら問題はありませんが。

 また、万が一乗っ取られた時に米国やフランスが行ったような強硬手段を最終的にとることができるのでしょうか。極端な話をすればこういう話になりますが、現に外国船舶が保護対象でないとされる海上警備行動下の今回の活動でも一歩間違えれば違法行為になる可能性があったわけです。海外に2隻の護衛艦を派遣するだけもあらゆる事態が想定され、あらゆる危険性が待ち受けているわけです。単に法律で線引きを引くのは簡単ですが、現場はあの手この手で法に違反しない手段をその場でとるわけです。これが現場の苦労というものですね。

 海賊対処のための法案も海自じゃなく海保を派遣すべきだとかなんとかで議論が進みません。海上保安庁自身が現時点では対処不可能、としているわけですからそれ以上何を求めたいのでしょうか。それなら新しい船をつくるべきだとまで言ってますが、海上保安庁に誰が予算を割くのでしょうか。それに巡視船完成まで海賊は待ってくれるのでしょうか。さらに、人員はどこにいるのでしょうか。すぐさま対応しなければいけない事態だというのに、単なる選挙対策か何かで政策の違いを見せるだけのパフォーマンスは必要ありません。海上保安庁はソマリア沖に出なくとも、十分に海賊対策に貢献しています。あまりクローズアップされないだけで、東南アジアも含めて地道な活動を展開しています。海上自衛隊と海上保安庁でも役割分担はできるはずです。それを何も憲法の問題を持ち出して海上保安庁がすべてやるべきだというなら海上保安庁にもっと予算をつけて人員も強化しなければ、要求されるヘビーな活動についていけないでしょう。

 米国のオバマ大統領は先日の米国船乗っ取りを受けて、アフガン同様にソマリア沖やソマリア本土を「主戦場」にする可能性があります。過激派やテロ組織の活動範囲拡大という危機もあり、中東からアフリカを巻き込んだ大規模な「主戦場」となってくかもしれません。日本はあくまでも自国の国益のため、各国と連携して海賊対処に当たっていく必要がありますね。前にも申したと思いますが、韓国と共同作戦が展開できれば非常に効果的であり、両国の国益にかなうものになると思います。

 今後も活動に注目しつつ、派遣されている部隊を応援していきたいと思います。




軍事報告 | trackback(0) | comment(1) |


<<今週の軍事報告4/12~18 | TOP | [シリーズ]ロシア軍の今 3.ロシア軍の現状>>

comment











管理人のみ閲覧OK


こんばんわ

Nさん、素晴らしいブログですねぇ~
先日コメント頂き、今日、写真をアップしようかと
試みたんですがリサイズ前の写真を消去してしまったようで、あれが精いっぱいです。
大変申し訳ありません!

もしよろしければリンクさせていただいてよろしいでしょうか?
今後ともよろしくです。

2009/04/18 18:14 | いそっこ [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://96483.blog59.fc2.com/tb.php/172-d0de43ed

| TOP |

●訪問者数

2009年11月19日から


いままでの単純HIT数
ブログパーツUL5

●BLOG内記事検索

●プロフィール

N

Author:N
 
自衛隊、日本関連の軍事情報を中心に運営しています。

▼リンク


このブログをリンクに追加する

●最新記事

●最新コメント

●最新トラックバック

●日付別記事一覧

08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

●月別アーカイブ

●カテゴリ

●注目!!!

クリックをお願いします


軍事 ブログネットワーク

単純HIT経過


QRコード

QRコード

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RMT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。