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2009-03-20-Fri- 建設的な議論を 海賊対処

 民主党は海賊対処法案の争点にするための論点をまとめている。その中で、海上保安庁が対処できない場合に唐突に海上自衛隊がでてくるといった意見がでたことで海上自衛隊派遣の必要性を求めることにしたという。毎日の報道を参考にすると、そのほかにも「海賊が根拠地とし、無政府状態のソマリアを外交努力で立ち直らせる方策を盛り込む」ことや「遠洋まで派遣できる船を建造するため、海上保安庁の予算を増やす」という意見も出た。

 19日の参議院予算委員会集中審議で、一川保夫(いちかわやすお)民主党参議院議員は海賊対処は「本来海上保安庁の任務」であるということや「海上自衛隊に海賊対処の余裕はあるのか」といった質問をした。

 それぞれ今の話しを始めからの話を整理してみると、1海賊対処は海上保安庁が行うべき、2そのために海上保安庁の能力を高めるべき、3ソマリアを海賊などがでないように復興させるということになるだろうか。

 まず1だが、もちろん海賊対処というのが海上保安庁の任務にあたるのは間違いない。しかし、岩崎海上保安庁長官が国会答弁で巡視船派遣は困難としている。海賊対処をある時点で行えても、補給や長期任務を行うのが難しいからである。それゆえに海上自衛隊の派遣が検討された。海上警備行動は海上保安庁の能力を超えたときに自衛隊が動くということになっているから、第一義的に海上保安庁が対処するべきとはいえ、わざわざソマリアまで巡視船を派遣して「無理なので代わってください」なんて無駄なことを本気ですべきだと民主党は考えるのだろうか。確かに、海上警備行動は裏技といってもいいかもしれない。去年の段階から自民党内では海上警備行動をもとにした自衛隊派遣を考えていたようである(海賊対処ではないが)。ただ、海賊対処は国連海洋法条約で認められた海上警察活動であり、軍艦等(もちろん自衛艦も入る)が海上警察権を行使することは認められている。あとは国内法で各国が対策を考えるようにとなっている(裁判も)。

 次に2だが、その能力を高めることは悪いことではないが、能力を高めるということは巡視船を建造し、そのための人員を増員しするということである。海上保安庁は日本沿岸、尖閣、東南アジアの海賊で余裕がないため、そういったことをしなければ確かにソマリア沖に展開することは難しいが、せっかく能力がある海上自衛隊があるのにわざわざそれをする必要があるのだろうか。海上自衛隊と海上保安庁が連携して海賊対処を行うことが十分できるのに・・・。そこまで海上保安庁に全てやらせるなら自衛隊に何を求めているのか。自衛隊が存在する意味はあるのか。国民のために活動をしないなら無駄になるだけではないか。だったら自衛隊は廃止して警察と海上保安庁だけで国を守ればいいのではないか。少し極論を言い過ぎたが・・・。民主党が自衛隊に何を求めるのかをはっきりしてほしいと思う。

 3は当然のことながら行うべきだが、完全にソマリアが復興するまでどれくらいの時間がかかるのか。それまでの期間ボーっとしているわけにもいかないでしょう。もちろん、民主党さんは海上保安庁の能力を瞬時に高めて、すぐに巡視船運用の人員訓練して、ソマリアに派遣すると同時にソマリア復興に協力するのでしょうが。

 ただ、フェアに言うとすれば、政府の対応ものろまとしかいいようがない・・・と言えるかわからないが、シーレーンの安全確保に乗り出すのが遅いのは事実である。遅すぎるのに議論が不十分とか言っている暇はあまりないのが現状である。どうしても自衛隊を派遣するとなると憲法がちらついてまともに活動できない。議論せい!ということばかりで永久に派遣できないことになるだろう。その点海上保安庁は世界中で活動できるし、外国船も守れるし、自由度が全然違う。自衛隊をうまく使わないでこまるのは結局国民なのに。国民の生活が第一という民主党なのに反対するというのは矛盾していませんか。多くの恩恵をインド洋周辺から受けているのは間違いない。派遣に反対している社民党や市民団体の皆さんも恩恵を受けているのですよ。

 とにかく、海賊対処からあまり話を広げずに、目下の危機に対してどう対処して行くのかを真剣に議論してほしい。法律も大事だが、すれすれのところで国益と国民の生活が守れるならばそうしたほうがいいのではないか。無駄ないまさらまた話を元に戻すようなことはせずに建設的な議論をしてほしい。もうすでに自衛官が不安を多く残しながら派遣されているのだから。




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ソマリア海賊対処 「復興支援」は下策
海賊やテロ組織に支援金が流れることになるとともに、経済援助を「海賊行為の成果」として宣伝され、世界中の発展途上国の沿海部で海賊が発生するという、最悪の状況につながることすら否定できません。 //匿名希望の時事ブログ 2009/05/04 18:40

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