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2009-02-13-Fri- 「大国」の狭間で

 アメリカ議会では、オバマ大統領の景気対策法案が可決された。これにより、70兆円規模の景気対策が行われることになった。しかし、この対策では不十分であることは明らかである。歴史が証明しなくとも、アメリカは常に戦争によって経済を支えてきた。軍需産業によって国を支え、ドルを支えてきたのである。今回はどうか。オバマ大統領は米軍をイラクから撤退させ、アフガニスタンを対テロ主戦場にするとしている。しかし、アフガニスタンでの戦闘を拡大させるにしても限界があり、新たな戦争がなければ十分な「景気対策」にはなりえない。もしくは、軍縮を行うとういう方法もある。軍縮はまず外国からの撤退から始まる。諸外国における駐留米軍を削減、そして将来的に撤退させ、軍事費を削減する。韓国や日本をみてもわかる通り、ことはすでに始まっている。そうなれば、極東地域には大きなミリタリーバランスの変化が訪れる。

 13日、朝日新聞は、中国が原子力空母の開発を進めているとした報道を行った。以前から航空母艦の開発については報じられていたが、原子力空母導入の話が今回は大きく取り上げられた。原子力空母が導入されれば、軍事情勢は確実に変わる。原子力空母導入は2020年以降と記事ではされているが、その前に米軍が極東から撤退すれば中国の軍事力は極東1位となる。そうなれば、自然と日本も軍事力増強の道を歩むことになるのではないか。

 航空自衛隊の時期主力戦闘機F-Xの選定が現在行われているが、その候補として一番注目されているのはF-22ラプターである。最新鋭のステルスファイターであるF-22は議会による輸出規制があるものの、航空自衛隊では依然として候補上位に存在している。米議会の輸出緩和が行われば必ず日本はラプターを導入することになるであろう。そうなれば1機約200億円近くでアメリカに買わされることになる。これには賛成できない。絶対にやめるべきである。これから日本はもうアメリカの経済を支えるための出資は控え、なんでも自力で行うような流れを少しずつ作らなければならない。食糧自給率が低いために、食糧を国内産で賄うように、自衛隊の装備品も研究を重ねて長い年月がかかろうとも国産でそろえる方向にシフトしていく必要がある。そして、F-2支援戦闘機開発過程で米国の介入を許したような「過去の過ち」を二度と繰り返さないようにしなければならない。ただし、米国にあらゆる面で自衛隊が依存していることは事実であり、依存体制脱却には「緩やかな流れ」が必要になるだろう。

 今後、上海万博が行われる2011年までは中国も特に刺激をしてくることはないのではないだろうか。日本は、中国と米国という大国の狭間にいて、経済を発展させてきた。しかし、今後軍事的なバランスが少しずつ崩れるにつれて、東シナ海のガス田などの先送りしてきた問題が、今度は軍事的な火種になりかねない事態に発展することも可能性としては考えられる。米国への依存体制か、自主防衛か、どちらかを選択してどのような結果になろうともこの国の将来が安泰なものでないことは確かであろう。




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