Nの軍事ブログ

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2010-01-25-Mon- [ハイチ大地震]ハイチPKO 陸上自衛隊部隊派遣へ

 ハイチにおけるPKOに自衛隊部隊が派遣されることになるようです。

ハイチPKOへ自衛隊派遣決定 300人規模、国連に通報(共同通信)

 政府は25日、基本政策閣僚委を官邸で開き、ハイチ大地震への人道復興支援のため国連平和維持活動(PKO)として自衛隊を派遣する方針を決めた。国連の要請に応じるもので、同日中に国連に通報する。ハイチは内戦が続いているが、平野博文官房長官は25日の会見で、PKO参加5原則の条件を満たすとの認識を示した。


 派遣目的は復興支援で、国際連合ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)への参加となります。陸上自衛隊の施設科からの要員を中心とし、300人ほどの部隊になる模様です。今回はがれきの除去や道路の復旧活動などのインフラ整備を行うための派遣であり、治安維持のための部隊派遣ではありません。現地では大地震によって建物のほとんどが倒壊し、工兵のニーズが多くあります。今後、国連からの正式な要請があり次第派遣が実現することになります。

 陸自の施設部隊派遣ということになれば海上自衛隊の輸送艦隊や航空自衛隊の輸送機なども支援にあたることになるのでしょうか。1992年にPKOの一環で陸自部隊がカンボジアに派遣された際には海空自部隊が支援に当たっています。これらは人員や資材、機材、車両、ヘリなどを輸送するためのものです。今後詳しい情報が発表され、報道されることになると思います。

 さて、ハイチにおけるPKOへの自衛隊のかかわりについて19日の記事後半で簡単に記しました。これは防衛白書に記されていたものから持ってきたものです。自衛官がPKO実施計画にかかわっていたようなのですが、今回の派遣を見て改めて思うのは自衛隊の活動範囲が本当に広がったなということです。活動範囲は全世界、数名の自衛官派遣ではなく数百名の部隊を各地に展開するまでになったのですから、そのような印象は誰しも持っていることでしょう。今回ハイチ派遣は地震によるものですが、スーダンPKOへの部隊派遣も数百名規模で検討されています。これから陸自のPKO任務は増えていくのでしょう。


▼関連リンク
防衛省 / 国際連合ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)に関する国際平和協力業務の準備に関する大臣指示の発出について
Nの軍事ブログ / [ハイチ大地震]長期的支援が必要 自衛隊部隊の活動を考える




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2010-01-21-Thu- そのまま放置されてしまった下書き記事たち

 私がブログを始めてからしばらくたちますが、公開されなかった下書き記事というのがけっこうあります。情報を集めただけのもの、書きかけのもの、内容がいまいちだったもの、他の話題に押しつぶされたもの、忙しくて中断されてしまったシリーズなどです。

 このブログは解説当初に比べればアクセス数は増えていますが、ものすごい数の人が見ているというわけではありません。定期的に確認してくださっている方もいるでしょうし(本当にありがとうございます)、内容のつまらなさにあきれてしまう人もいるでしょう。しかし、コメントをしてくださる方も中にはいます。このブログの方針として議論をして考察を深めたいということもありますので、一応どのようなものがあるのかということだけでも羅列することにします。

・宇宙基本法と海洋基本法について
・警務隊、法務官、軍法会議関連
・海上自衛隊の戦力を強化せよ(シリーズ未完結)
・過去に存在した陸自削減案の紹介
・イギリス軍の新迷彩服

 主要なものはこのくらいでしょうか。本当は自衛隊法務関連について詳しく調べてまとめてみたいと考えていたのですが、なかなかうまくいかないものですね。羅列したものも更新はしたいのですが、手間がかかるので検討中です。




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2010-01-20-Wed- [ハイチ大地震]自衛隊ハイチ国際緊急医療援助隊の派遣が決定

 20日午後、防衛大臣からハイチへの自衛隊部隊の派遣命令が出されました。概要は次の通りです。

・約100名のハイチ国際緊急医療援助隊を編成
・中核は陸自第13旅団からの医官などで隊長は白川誠1等陸佐
・21日の夜にチャーター機で成田から出発し、マイアミから空自C-130でハイチ入り
・レオガン市でJDR医療チームから任務を引き継ぐ
・21日以降小牧基地から派遣するC-130輸送機と現輸送機の入れ替えを実施

 立派な活動を期待したいと思います。防衛省発表による詳細や隊旗授与式の様子は以下の関連リンクを確認ください。


▼関連リンク
防衛省 / ハイチにおける大地震に対する自衛隊部隊による国際緊急援助活動(医療活動)の実施について
陸上自衛隊中部方面隊 / ハイチ国際緊急医療援助隊 隊旗授与式
陸自第13旅団 / ハイチ国際緊急医療援助隊




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2010-01-19-Tue- [ハイチ大地震]長期的支援が必要 自衛隊部隊の活動を考える

 国際緊急援助隊(JDR)の医療チーム25人が18日に活動を開始しました。ポルトープランス近郊レオガン入りしたのち準備を整え、治療活動を始めました。昨日治安が心配であるという旨を記しましたが、同地にPKO司令部と駐屯地を置いているスリランカ軍によって護衛が行われるということで調整がついたようです。現地では物資の略奪などで治安が悪化しているため、米軍など各国部隊と警察が治安対策にあたっています。また、この治安悪化を受けて国連の潘基文事務総長は、国連平和維持活動PKOにあたる国連ハイチ安定化派遣団に3500人(兵士2000人、警察官1500人)追加派遣することを安全保障理事会に勧告しました。ちなみに現在約9000人がPKOで治安維持にあたっています。また、ロイターによれば今週半ばには港湾の一部使用を再開し、海上からの荷揚げができるようになるということです。隣国のドミニカ共和国から陸路で輸送が行われていましたが、これで物資がより届けられることでしょう。

 医療チームの活動が休憩返上で行われる中、二石昌人団長が長期的支援が必要だとの見方をしめしました。二石団長は、負傷者が多く治療を引き継ぐ病院が機能していないことを挙げ、JDR医療チームが引き揚げた後に長期滞在可能な自衛隊部隊が医療支援を行うことが望ましいとの考えを語りました。陸上自衛隊は70~80人規模の医療部隊を中部方面隊、中央即応集団からの要員を中心に派遣する予定ですが、やはり更なる派遣も必要な気がしてなりません。防衛省でじっくり検討されているでしょうが、可能性の一部を考えてみます。

 自然災害で自衛隊部隊が派遣される場合には、国際緊急援助隊の一員としての派遣となります。そのなかで自衛隊部隊は医療活動や物資の輸送活動などを実施することになります。陸自から医療要員が派遣されるということは決まっていますし、空自はC-130Hによる輸送活動を実施しました。ここで、今後の活動の参考に過去の地震における国際緊急援助活動を見ていきましょう。

 1999年のトルコにおける地震では、イスタンブルに海上自衛隊から輸送艦「おおすみ」、掃海母艦「ぶんご」、補給艦「ときわ」の計426人が派遣されました。また、2004年末にはスマトラ島沖地震の援助活動としてタイに海自から艦艇を派遣しました。インド洋での補給支援活動からの帰路についていた護衛艦「きりしま」、「たかなみ」、補給艦「はまな」が現場に向かい救援活動などに従事しました。また、これを引き継ぐ形で2005年のはじめに今度はインドネシアでの活動として輸送艦「くにさき」、護衛艦「くらま」、補給艦「ときわ」を派遣して陸自部隊や物資の輸送を行いました。さらに、2005年10月に発生したパキスタン地震には陸自UH-1を6機、空自C-130Hを4機、政府専用機2機を派遣しました。

 スマトラ島沖地震ではインド洋から帰還する際の艦隊が国際緊急援助活動に従事しています。今回もたまたま帰国途中の艦隊がいますが、ハイチまでは東南アジアと比べても距離があり、現地のニーズに合わないであろうことから派遣は難しいと考えられます。今必要なのは医療・防疫従事者と物資です。やはり、しばらくは空自の空輸隊を増強して物資の輸送活動を実施するのが最善でしょう。また、準備が整い次第、輸送艦、補給艦、掃海母艦、護衛艦などに物資や人員、ヘリや重機を搭載し、派遣することも可能性として考えられます。ただし、艦隊の派遣は距離もありますしかなり大変とは思いますが。

 さて、ハイチは国連の支援によって安定化の道をたどっていました。しかし、今回の地震で再びハイチ国内には失望が広がっています。日本は国際緊急援助隊としての活動を行うとともに、これを機にハイチでのPKOに参加することを検討してはどうかと思います。自衛隊とハイチの関連がないかと少し調べてみたのですが、ハイチでのPKOにかかわる自衛官が派遣されていたことがわかりました。これは、ニューヨーク国連本部の平和維持活動局軍事部軍事計画課において2002年12月から陸上自衛官1名(2佐)が計画幹部として派遣されているもので、2004年6月から始まった国際連合ハイチ安定化ミッションMINUSTAH(United Nations Stabilization Mission in Haiti)の運用における助言や計画立案、現地視察などを行っているようです。現在派遣されているかどうかはわかりませんが、このような経験が自衛隊にあるのならばハイチPKOの情報も参加国並みにあるのではないでしょうか。

 MINUSTAHは期限になっても延長されながら現在に至ります。ブラジル陸軍を主体として2004年に始まり、現在は約9000人のPKO要員が派遣されており、先ほど述べたように3500人が増員されることになります。2006年に選挙が行われるなどハイチは問題を抱えながらも安定へ向かっていましたが復興にはかなりの時間を要します。遠い中米の国ですが、ホンジュラスにハリケーン災害支援を行ったこともありますし、民主党政権が進めるPKOへの積極参加にも合致しますし、PKO参加は今後十分検討する価値のあるものであるとおもいます。

 再び現在の状況ですが、米軍が治安活動、医療支援活動、物資・人員輸送活動などで目立った活躍をしているようです。近いこともあって迅速かつ大規模な活動が行われ、陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊など全5軍で約1万人を派遣しているようです。これについてオバマ大統領は、世論調査で8割の支持を得ているということですが、米国はハイチに深くかかわっていたということもあって、支援の責任をこれも8割が感じているということです。オバマ大統領の対応は成功と言えるでしょう。政治的にいえば、危機をチャンスにしたということです。民主党政権には今後このような対応を期待できるのでしょうか。しっかり見ていく必要がありそうです。


▼関連リンク
JICA / 国際緊急援助
陸上自衛隊 / インドネシア国際緊急援助活動(地震・津波災害)
陸上自衛隊 / パキスタン国際緊急援助活動(地震災害)
防衛省 / ハイチにおける大地震に係る自衛隊派遣について(PDF)




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2010-01-18-Mon- [ハイチ大地震]自衛隊部隊派遣を決定 空輸隊は活動実施

 政府は、自衛隊から医官など70~80名程度の部隊を国際緊急援助隊としてハイチに派遣することを決めました。17日に現地入りした医療チームに加わって活動を行う予定だということです。この部隊は陸上自衛隊中部方面隊からの人員を中心に編成される模様で、部隊派遣は統合幕僚監部主導で行われることになるでしょう。この部隊派遣に関する調査チームが18日に出発し、ハイチ、ドミニカ共和国、米国に派遣される予定です。

 訓練のため米国にいた航空自衛隊のC-130H戦術輸送機はすでに活動を実施しています。国際緊急援助隊として派遣されている医療チームと、自衛隊から派遣されている調査チームの輸送をマイアミからハイチまで行いました。また、米国とハイチ政府の要請によりハイチからマイアミまで被災した米国人34人を輸送しました。16日に日本を出発した自衛隊の調査チームは、C-130Hを中心としたハイチ国際緊急援助空輸隊を支援するためのもので、統合連絡調整所を設置し、統合幕僚監部運用部から山下隆康1等空佐が指揮官として派遣されています。昨年10月にインドネシアに派遣された調査チームの指揮も統幕運用部から派遣された自衛官によって行われています。

 さて、自衛隊部隊派遣が本格化するようですが、政府の対応がはじめから少し遅いように感じるのは事実でしょう。理想的なのは迅速に大規模な派遣を行うことです。地震発生から5日以上たちますが、まだ自衛隊部隊の先遣隊を派遣している状況からは迅速さは感じられません。C-130H輸送機がたまたま米国にいたから活動がすぐにできましたが、こうした事態への対応をしっかりできるようにしてもらいたいと思います。こういう事態でのアピールというのも国際社会においては必要なことだと思います。資金拠出、人的支援の両面をアピールして日本の方針を示すことは日本の貢献を知らしめるチャンスでもあるのです。

 政府の対応に遅さを感じることについてはいいとしても、部隊派遣の際に心配になるのは現地の治安です。物資が十分にいきわたっていないために略奪が発生し、活動への支障が心配されます。また、感染症などの蔓延も可能性として気になるところです。今後その他の部隊派遣も考えられます(海自の輸送艦、空自の輸送機、陸自から人員派遣など?)。非常に大きな被災規模ですから、すでに派遣されている医療チームや自衛隊部隊が必要な活動をしっかり行うことができるように期待しています。


▼関連リンク
防衛省 / ハイチにおける大地震に対する自衛隊部隊による国際緊急援助隊の航空輸送について
防衛省 / ハイチ共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する大臣指示及び一般命令の発出について




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2010-01-15-Fri- [ハイチ大地震]早急に大規模支援が必要 各国の対応

 ハイチで12日午後(日本時間13日午前)に大地震が発生しました。被災規模が非常に広く、犠牲者が大量に発生しているとみられ、各国は支援に乗り出しています。米国政府は大規模支援をいち早く表明し、日本時間15日昼までに米国をはじめ中国、フランス、イギリス、スペインなどの支援隊が現地に到着しています。しかし、地震発生から丸3日たった15日(日本時間)まで、ハイチ首都にあるポルトープランス国際空港が駐機場の不足などの理由で着陸を一時停止するなど救援の障害となっていました。このため、救援隊が現地に入れず隣国のドミニカ共和国で待機する事態となったり、物資を現地に送ることができないといったことが起こり、支援が滞っていました。しかし、その後米国の管理下で航空管制が再開され、今後支援が続々と行われる模様です。

 各国の支援内容ですが、米国が約5500人の地上部隊や空母を投入するなど最も大きい規模の支援を行う模様です。以下は米国の支援内容の一部です。

・陸軍3500人(第82空挺師団)
・海兵隊2000人
・航空母艦 カール・ビンソン(Carl Vinson)
・病院船 コンフォート(Comfort)
・強襲揚陸艦 バターン(Bataan)
・各軍輸送機
・沿岸警備隊

 動画も加えて置いておきます。

大使館から避難させる沿岸警備隊の部隊


第1次支援を行う沿岸警備隊のHC-130輸送機


空母カール・ヴィンソン


 米国は地震発生現場から近いことから、早い時期から活動を行っており、大規模な兵力を投入するもようです。グアンタナモ基地の医療施設も使用しています。また、中国も救援隊を素早く派遣しました。

 では、次に日本政府の対応ですが、14日の夜に先遣隊となる緊急調査チームをハイチに派遣しました。この先遣隊は外務省、防衛省、JICA(国際協力機構)の職員6名で構成されています。また、15日午前に北沢俊美防衛大臣が記者会見を行いました。その中で、米国に演習で派遣されている航空自衛隊のC-130輸送機がアリゾナ州におり、演習が終わるためすぐに利用できることを明らかにしました。そして、JICA(国際協力機構)がフロリダ州に備蓄している物資を輸送する任務につかせる考えをしめしました。

 その後、政府は国際緊急援助隊派遣法に基づいて緊急医療チームの派遣を決定しました。緊急医療チームは約20人で16日に米国フロリダ州マイアミに向けて出発し、情勢判断をしながら航空自衛隊C-130輸送機で17日にハイチ入りするということです。また、C-130輸送機使用に伴い防衛相は統合幕僚長に準備命令を出しました。


大きな地図で見る


 今回たまたま米国にいた空自C-130輸送機が支援にまわることになりましたが、今後陸上自衛隊部隊の派遣もあるかもしれません。とりあえずのところは、円滑な支援の遂行を期待したいと思います。


▼関連リンク
防衛省 / ハイチ共和国への国際緊急援助隊の派遣に係る準備に関する大臣指示及び一般命令の発出について




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2010-01-13-Wed- [バンクーバー五輪]開幕まであと30日 自衛隊バイアスロンに注目!

 2010年は冬季オリンピックの年です。今年はカナダのバンクーバーで開催されます。私は、冬生まれということもあってかウインタースポーツは好きな方なのですが、今回は自衛隊から出場する選手に注目してみたいと思います。

 自衛隊の選手が中心となっている種目といえば、なんといってもバイアスロンです。バイアスロンは簡単にいえばクロスカントリースキーに射撃を加えた競技です。銃を使うこの競技では、日本においてどうしても優秀な選手は自衛隊に集まります。特に、陸上自衛隊の冬季戦技教育隊にはクロスカントリーとバイアスロンのチームがあり、ここで優秀な選手を育成しています。また、海上自衛隊大湊のバイアスロンチームもあるようです。

 今回、2月12日(日本時間13日)から始まるバンクーバーオリンピックでは、この冬季戦技教育隊(冬戦教)からバイアスロンに2人の選手が出場することになっています。男女1名ずつで、男子は井佐英徳選手(33)、女子は鈴木芙由子選手(20)です。新潟県小千谷市出身の井佐選手は3大会連続出場となり、秋田県出身で今回五輪初出場となる鈴木選手は「マタギ」の祖父を持つそうです。

 さて、先日行われたバイアスロンのワールドカップの結果を振り返ってみましょう。W杯は今月6日から9日までドイツのオーベルホフで行われました。日本は女子の24キロリレーにおいて、1時間23分34秒7で15チーム中14位、男子は30キロリレーで1時間20分56秒5で19チーム中9位でした。また、女子7.5キロスプリントでは、鈴木芙由子選手が24分51秒2で41位、前回のトリノ五輪に出場した泉めぐみ選手は73位でした。男子10キロスプリントでは10キロスプリントでは永井順二選手の36位が最高で、井佐英徳選手は60位、阿部悟選手は76位、トリノ五輪に出場した笠原辰己選手は80位でした。

 前回のトリノオリンピックではバイアスロンの出場枠が男女ともに5ずつありましたが、2008年と2009年の世界選手権で成果を残せず、各1枠ずつとなりました。バンクーバー五輪に出場する井佐、鈴木両選手には活躍を期待したいと思います。また、まだ出場選手が決まっていない種目もありますがその他の種目に出場する選手にもメダルを期待したいですね。個人的には女子モーグルの上村愛子選手やスキー・ジャンプも応援しています。今後も少し軍事ネタから離れてしまうかもしれませんが、バンクーバー五輪について報告できればいいかなと考えています。


▼関連リンク

JOC / バンクーバー冬季オリンピック
読売新聞 / バンクーバー五輪日程
オリンピック日本代表応援部 / バンクーバーオリンピック 競技日程
バンクーバーオリンピック / 日程
冬季戦技教育隊
冬季戦技教育隊 / バイアスロンチーム情報
時事通信 / 井佐、鈴木がバイアスロン代表に内定
新潟県小千谷市 / 井佐英徳選手バンクーバー冬季オリンピック大会出場決定!
読売新聞 / 「マタギの孫娘」鈴木芙由子、五輪射止める
wikipedia / バンクーバーオリンピック日本選手団
wikipedia / バイアスロン




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2010-01-12-Tue- インド洋での海上補給支援活動 15日で終了へ

 インド洋における海上自衛隊による補給支援活動が今月16日午前零時をもって終了します。2001年12月から一時的な中断はあったものの、約8年間にわたって行われた活動は特別措置法の期限切れによって終了することになります。今現在派遣されている第7次派遣海上補給支援部隊は、補給艦ましゅうと護衛艦いかづちで構成されており、これが最後の部隊となります。

 活動終了について、赤星海上幕僚長が会見でコメントをしました。

艦艇部隊の実力示した=インド洋から撤収で海幕長(時事通信)

 赤星慶治海上幕僚長は12日の記者会見で、新テロ対策特別措置法の期限切れに伴い15日に終了するインド洋での海上自衛隊の補給支援活動について、「海自の歴史で、これだけ長期の実任務はない。大きな事故もなく艦艇部隊の実力を示せた」と述べた。
 海幕長は「活動は各国海軍から高く評価され、テロとの戦いの中核である米海軍との連携を強化していく重要な活動だった。周辺諸国との交流も貴重な経験だった」と振り返った。
 活動中止については「政治的な判断で、コメントは控える」とし、「近い海域で海賊対処任務を遂行しており、海上交通路の安全確保活動は引き続き実施する」と述べた。(2010/01/12-18:28)



 対テロ戦争を支援する目的で行ってきたこの活動ですが、果たして日本が対テロから撤退してもいいのでしょうか。対テロ戦争の主戦場はイラクからアフガニスタンへ移行していくことになります。これは米国主導で行われているものですが、欧米各国はアフガニスタンに兵力を増派していくことになるでしょう。日本は兵を派遣できないなりに役割を考えなければなりません。日本が様々な分野で海外に依存している現状がある限り、日本だけが軍事的に鎖国状態でいるわけにはいきません。特に、中東は日本にとって最大の原油供給源でもあります。中東の安定は日本の社会生活の安定につながるのです。

 政府は、補給支援から部隊を撤退するかわりにアフガニスタンへの資金援助を表明しました。今後5年間で50億ドルという金額です。危険な地域に自衛隊部隊すら派遣できない政府が、政府の責任で民間人を送ることはできません。そうなればもはや資金を出すしか方法はないでしょう。日本が実質的に米国の軍事的な保護下にある以上、米国の要請を断ることはできないのです。これは普天間に関しても言うことができるでしょう。極端な話をするとすれば、軍事的自立があればロシアや中国のように対テロ戦争に参加したり協力する必要などないということです。日本から遠い中東で起こっていることはすべて繋がっているということを認識しなければなりません。

 今回の撤収からアフガン支援以外に考えることは非常に多いと思います。例えば中東にエネルギー資源の大部分を依存している現状を見直すことも現政権下で議論が行われてもいいのではないでしょうか。もし他の場所から分散して輸入することができれば、中東での混乱に左右されるリスクを少なくすることもできますし、オイルシーレーンへの依存も減り、安全保障上有意義なことではないでしょうか。政権交代には今までやってきたことを考え直すべきだという国民の期待がこめられています。目先のことにとらわれず、国家の根幹部分を考えることもしてほしいと思います。

 さて、再び補給支援活動に話を戻しますが、今回の撤収で考えてみたいのはアラビア海での海賊対処活動とテロ対策活動を分ける必要があるのかということです。以前、統幕のサイトに掲載されている画像をもとに補給海域と船団護衛海域が一致していることを紹介しました。実際に、派遣されていた補給艦が海賊対処部隊へ補給活動を行ったこともあります。それに、あの海域で行われている各国の活動にはテロリストや武器の移動を阻止するものも含まれています。合同部隊に参加できないのであれば海賊対処部隊に補給艦を組み込み、余裕があるときに当該海域で活動中の外国軍艦艇に補給ができるという体制に移行してもいいのではないかと思います。


▼関連リンク
統合幕僚監部 / 第7次派遣海上補給支援部隊
時事通信/インド洋給油、15日に終了=新テロ法期限で海自撤収へ-8年間の活動に終止符
Nの軍事ブログ/対テロから海賊対処へ補給支援切り替えか 民主案




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2010-01-06-Wed- 南鳥島と沖ノ鳥島の港湾整備 拠点化で資源調査目指す

 日本にとって海は非常に大きな意味を持ちます。生命線と言っていいでしょう。そして、未来の希望でもあります。資源の乏しい日本にとって海底に眠る資源はまさに宝です。排他的経済水域(EEZ)の海底にどれだけの使える資源があるのかを知ることは、日本の戦略を決めるうえでも重要なことです。その日本のEEZの2割を占める海域は南鳥島と沖ノ鳥島によって占められています。日本の最東端と最南端の島です。この2つの島を整備する予算が平成22年度予算に計上されます。

南鳥島と沖ノ鳥島を拠点化 7億円で岸壁整備(共同通信)

 国土交通省は、日本最東端の南鳥島と最南端の沖ノ鳥島に港湾を整備するため、2010年度予算案に計7億円を計上、周辺海域の資源調査や開発に向け拠点化を目指す。



海上保安庁 排他的経済水域等

(画像は海上保安庁より 拡大可能)

 資源の調査や開発が進むことは非常にいいことだと思います。あるにせよないにせよEEZ内の資源がどうなっているのかを明らかにすることは必要でしょう。南鳥島にはすでに滑走路がありますが、沖ノ鳥島には灯台があるものの船舶が接岸することはできません。整備が進めば、経済活動の拠点となるだけではなく離島保護も推進されることでしょう。

 しかし、港湾整備などの拠点化が進めば必然的に島の重要度が上がります。そして、人も増えるわけです。そうなると安全確保に十分注意を払う必要がでてきます。特に軍事的に心配なのは中国の進出です。すでに沖ノ鳥島近くまで艦艇がでてきているという事実はありますから、より太平洋への影響力を増してくるものと考えられます。海上保安庁や海上自衛隊などによる島の警備や周辺警戒は欠かせません。国防の観点からみてもこの2つの島の拠点化は非常に有効なことだと考えます。日本は日本人の手で隅から隅まで目を行き届かせて保護・管理すべきでしょう。特に離島保護には今後力を入れていくべきだと考えます。政府はその方向に向かっているようなのでとりあえずは期待できそうです。

 離島について軍事的なことをさらに考えてみるとすれば、硫黄島も非常に重要な島であると言えるでしょう。海上自衛隊の航空基地があるということのみならず、先日技術研究本部が開発した無人機の飛行試験に成功したように新しい装備品の試験場でもあります。また、米海軍空母艦載機の夜間離着陸訓練(NLP)を行う場所でもあり、騒音被害を抑えるための重要な場所でもあります。資源開発から拠点化される南鳥島、沖ノ鳥島と硫黄島を合わせて考えれば、この一帯の太平洋における海域にとってどれだけ重要な離島であるかがわかるでしょう。これからに是非期待しましょう。




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2010-01-06-Wed- 2010年最初の日高義樹のワシントン・リポート

 今年最初の日高義樹のワシントン・リポートは毎年恒例のキッシンジャー氏へのインタビューです。軍事ネタではありません。

日高義樹のワシントン・リポート
2010年日本と世界に大変動か~キッシンジャー博士に聞く
第1部「中国の時代が始まるのか」・第2部「アメリカとドルはどこまで弱くなるのか」・第3部「中東から石油が来なくなるのか」・第4部「米中は軍事同盟に向かうのか」・第5部「日本は平和憲法を変えるべきか」
出演
【司会者】日高義樹【ゲスト】米元国務長官ヘンリー・キッシンジャー






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2010-01-01-Fri- 2010年最初の挨拶とブログの方針

 新年明けましておめでとうございます。今年もこのNの軍事ブログをよろしくお願いいたします。昨年は更新が不安定になることもありましたが、今年もどうなるかわかりません。無期限更新停止状態になる可能性もありますが、出来る限り頑張りたいと思います。

 さて、あいさつは簡単に済ませたところでこのブログの方向性をあらためて示したいと思います。3つのことを主に軸としていきます。

1、一般には関心の薄い軍事に関する問題提起と意見を募集しての考察
2、テレビや新聞で報道されない軍事関連ニュースの紹介
3、ニュースや発表に関するNの意見と簡単な解説

 まず1ですが、これは自衛隊を中心に日本の国防問題をどのように考えていくかということで、寄せられたコメントなどを紹介しながら考察をしていきます。軍事マニアは別として、普通の人には安全保障、自衛隊というのはなじみのないものであり、かつ関心の薄いものだと思います。年末のどこかのテレビの特集で、来年首相にお願いしたいことを街の人が選ぶといった番組をたまたま目にしました。その中で安全保障問題は他の問題に関して圧倒的に関心が低い結果が出ていました。この経済状況下では仕方のないことかもしれませんが、安全があっての日常生活だということを絶対に忘れてはいけません。それに毎年約5兆円の税金が使われているということも認識する必要があります。自分の納めた税金がどのようなことに使われているのか、国民には知る権利がありますし、知る義務があると思います。そういったことからいっても、この1というのは広く一般にも軍事について考える人が増えるようにと願って行うものです。そして、私自身の軍事に関する知識を高めていくという目的もあります。私は専門家でもなんでもありません。報道が少なく、国民の関心が薄い軍事問題にただ関心があり、率直な意見をいつも述べさせていただいているだけなのです。

 次は2についてです。軍事に関するニュースというのは限られたもので、報道される記事の数も非常に少ないものです。インターネット上のニュースサイトでは知ることがあっても、紙面に載ることは少なく、テレビで報道されることなどめったにありません。しかし、さらにひどいのは、インターネット上でもどのメディアも報じないニュースというのがあることです。このようなことは軍事に限ったことではありませんが、これでは軍事を知りたいと思っている人すら知ることができません。こういったことを考えて、Nがネット上で見つけることができたニュースを少しでも伝えていきたいと考えています。これらは少し調べれば普通の人でも見つけることが可能ですが、なかなかそのような労力を使うわけにもいかないでしょう。ですから、Nの軍事ブログで少しでも紹介していきたいのです。例えば、昨年でいえば硫黄島に米海軍長官が立ち寄ったというニュースです。硫黄島(いおうとう)は日米激戦の地であり、海上自衛隊の基地が存在しますが、今現在民間人が気軽に入ることはできません。メディアすらです。そんな状況の中で、アメリカの海軍長官が日本に来る途中で硫黄島に立ち寄ったという事実は、報道すべきことではないでしょうか。防衛省発表がなかったのか、メディアがとるにたらないこととして報じなかったのか。詳細は正直言ってわかりません。前者であれば防衛省は発表すべきですし、後者であればメディアとしての責任を果たしていないことになります。そのようにして公式に報道されていないことを少しずつでも取り上げるつもりです。

 最後に3についてですが、これは今まで通り変わりません。報道等に関しての意見や解説をつたないながらもさせていただきます。中には間違った解説をしてしまうこともあるかもしれません。できるだけ嘘がないように、調べてから書くようにはしますが、是非指摘をしていただきたいと思います。軍事といってもその中の分野には得意不得意があります。不得意なほうが圧倒的に多いのですが、これからも勉強していきます。

 非常に長くなりましたが、最後にまとめておくと、Nの軍事ブログでは主に問題提起と事実紹介を行っていくということになります。私自身の意見や解説などは知識もないのに安易に書くことができません。嘘を書くことになれば軍事を正しく伝えることができなくなるからです。ですからこのブログの目的は軍事を多くの人に正しく伝えて、皆さんで関心をもったことを調べてもらうようにする、ということです。たとえwikipediaであっても色々知ることはできます。そのなかで深く考えたいということをこのブログで考えていきましょうというのが全体の方針です。真のブロガーと言えるように努力しますので今後ともよろしくお願いいたします。




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