Nの軍事ブログ

ご批判、意見、訂正など是非お願いいたします。何か情報があれば是非コメントをお待ちしております。
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2009-03-31-Tue- 今日の報告20090331

●油井亀美也2等空佐、退官
 航空自衛隊の「イーグルドライバー」でありながら宇宙飛行士候補として選抜された油井亀美也さんがJAXA職員となるために、今日を持って防衛省を離れることになった。航空自衛隊に順次導入されている濃紺の制服に身を包みながら400人に見送られ、最後には万歳三唱が行われた。油井さんは17年間自衛官として勤め上げた。

●ノドン用核弾頭製造か
 北朝鮮が中距離弾道弾ノドンに搭載可能な核弾頭を製造している可能性があるという情報を米韓情報筋が得ていることがわかった。北朝鮮のロケット発射予告よりよほど脅威である情報であるにもかかわらず、人工衛星事案の報道振りに比べるとテレビではほとんど報じられていないように思える。ノドンは多くて200基ほどが配備されているとされ、日本全土をほぼ射程内に入れるがゆえに日本への政治的・軍事的な影響は大きい。




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2009-03-31-Tue- 海自護衛艦 船団護衛任務開始

 日本時間の昨夜から、ソマリア沖アデン湾に派遣されている海上自衛隊の護衛艦2隻が護衛を開始した。防衛省の発表によると、護衛対象は自動車運搬船3隻とタンカー2隻であるという。

 今回の海上警備行動による活動において、任務に従事した隊員には手当がつくとともに、今日の参議院議員佐藤正久氏のホームページ活動報告によると、賞恤金(しょうじゅつきん)9000万円が認められたという。これで隊員も多少は安心できることになるだろう。


海賊対処任務

(防衛省統合幕僚監部より)

 活動被服はインド洋の補給支援活動で使用されているのと同様の服装。海上保安官も並ぶ。




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2009-03-30-Mon- 今日の報告20090330

●そうりゅう就役
 30日に三菱重工業神戸造船所でそうりゅう型潜水艦そうりゅうの引渡し式が行われた。そうりゅうは第1潜水隊群に配備された。艦長は加納雅人2等海佐。

●防衛省発表
 防衛省は、5月4日から8日までASEAN地域フォーラム(ARF)災害救援実動演習に自衛隊が参加することを発表した。陸海空それぞれ派遣されるが、先日新しく配備された海上自衛隊の飛行艇であるUS-2も派遣される。

●陸自イベント中止になる
 駒門駐屯地創立49周年記念行事、第1空挺団創立51周年習志野駐屯地58周年記念行事などが中止になったことがわかった。それぞれ5日に予定されていたことから、北朝鮮の人工衛星発射予告と関係があると思われる。また、5日に予定されていた宇都宮駐屯地創立59周年記念祭は延期される模様である。

●海賊対処のため護衛艦が警護開始



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2009-03-29-Sun- 北朝鮮ロケット発射 たった1発に込められた意味

 先日、破壊措置命令が自衛隊に対して出された北朝鮮の人工衛星打ち上げ予告であるが、もう一度状況を確認したい。

 北朝鮮は4月4日から8日の間に人工衛星の打ち上げを行うと発表し、1段目と2段目のブースター落下場所を想定し区域を設定した。これに対しては弾道弾発射実験だという見方や人工衛星でもなんでもなく単なる存在感のアピールだなどという意見が多いが実際のところはわからないであろう。

 まず、間違えてはいけないのが、迎撃をするのは通常に飛んでいるロケットではなく、日本に落下してくる可能性があるものだけであるということである。また、前回破壊措置命令が出されたときに記事を書いたが、その時迎撃の精度はあがっていると書いた。ミサイル迎撃技術から見ればそれは紛れもない事実であるが、今回の迎撃というか破壊というのは通常のミサイル迎撃とは違い、難しいものになる。端的に言うと、通常迎撃の際は対象のミサイルの弾道からコンピューターによってこれからの弾道を予測して、それに対して正面から迎撃を行う。しかし、今回自衛隊が行おうとしているのは発射されたロケットに何らかの問題が発生し、落下してくるブースターの一部やロケットであることからコンピューターによる計算が非常に難しいことが予想されている。

 仮にSM-3によって迎撃が成功した際に海上に落ちれば陸上落下を阻止したことで迎撃は成功ということになるだろう。また、宇宙で分解して落ちてくるときでも、大気圏に入ってから地上近くに落ちてくるまでに燃え尽きて何も落ちてこない可能性もある。それでも物体が落ちてくる際には迎撃弾を発射することになる。しかし、本土上空で迎撃弾を当てたとしても、その何らかの「カタマリ」を突き抜けたり2つに分かれるだけでモノがなくなることはない可能性がある。破片が散るというのはそのようなことである。ただ、PAC-3を使うまでにいたらない可能性が高い。

 日本のメディアは大騒ぎであるが、アメリカなどはそこまで警戒をしていない。逆にこの1回の発射で喜ぶのは誰であろうか。北朝鮮は大喜びである。これだけのことで日本人に不安感を与え、自衛隊まで動かす騒ぎになっていることを考えれば当然である。そして、MD関連武器を売りたいものにとっても喜ばしいことであろう。迎撃が成功すれば、もっと同じのどうですかときて、迎撃が失敗すればこんなものもありますよとくる。また高価なものをじゃんじゃん買わされる可能性がある。また、落下予定海域からみて、ロケットがそのまま飛んで落ちていけばハワイを目指すことになることはわかるだろう。北朝鮮はこれによってハワイを射程に置くことができるということをアピールすることもできる。

 ロケット発射後に注目されるのは、弾道ミサイルの開発や発射を禁止した国連決議1718か宇宙開発の自由を認めている宇宙条約のどちらがとられるのかということである。今後注目したいが政治的なことに関して記事は書かないことになると思う。たぶん。。。

 また、ロケット発射の落下物でお祭り騒ぎをするよりも、昨年10月24日に書いた記事のようなことや核のほうがよほど危険であり、「お祭り騒ぎ」をすべきことではないだろうか。そして、北朝鮮は旧ソビエト連邦が開発したSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)であるR-27を改造してそれを地上に配備しているとされ、長距離ロケットよりも、日本に大きな脅威となっているこのようなことのほうが重要である。




 以下に軍事ニュースの書き込みの返事をさせていただきます。

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2009-03-28-Sat- 今週の軍事報告3/22~28

 これまで今日の報告をさせていただきましたが、その日に報告できないこともあるので、新たに毎週土曜日に1週間の世界の軍事報告をするようにしたいと思います。4月からはじめますが、試験的に今週からさせていただきます。今日の報告も引き続き随時行う予定です。

▼23日
●USS Nashville (ラゴス/ナイジェリア)


ナッシュビル


 Cindy Thebaud大佐はアフリカ・パートナーシップ・ステーションのドック型輸送揚陸艦ナッシュビル(LPD-13)指揮官である。アフリカ・パートナーシップ・ステーション(APS)は米海軍のアフリカにおける兵力増強と、ギニア湾地域の安全を確保することを目的としている。

▼24日
●韓国が国防武官削減を発表
 韓国国防部は海外で活動中の国防武官24人を削減する方針を示した。国防部は、現在46ヶ国で83人の国防武官が活動しているとして、この中で米、露、中、日など2人以上派遣されている国が最初の削減対象になるとしている。

●米空軍、陸自警備合同演習(13日/24日動画)



▼25日
●●中国武装警察訓練 湖北省と新疆ウイグル自治区

Drills of Chinese Armed Police 1

Drills of Chinese Armed Police 4

Drills of Chinese Armed Police 2

Drills of Chinese Armed Police 3


●第386遠征医療群輸送訓練(20日/25日発表)
 米空軍第386遠征航空団(386th Air Expeditionary Wing)隷下の第386遠征医療群の訓練。海軍負傷者輸送ヘリで陸軍基地(南西アジア/所在地秘)から画像の航空基地まで運ぶ訓練。

386


▼26日
●米海軍駆逐艦 ミサイル迎撃演習(太平洋)
 駆逐艦ベンフォルド(USS Benfold DDG-65)が演習Stellar DaggersでSM-2によるミサイル迎撃演習を行い、迎撃に成功した。迎撃に使用したミサイルはSM-2ブロックⅢAとSM-2ブロックⅣ。

●IED(即席爆発装置)対処訓練



▼27日
●駆逐艦「広州」が帰国
 パキスタンで行われたAMAN-09での演習を終えた中国海軍の駆逐艦「広州」が帰国した。

●USS Iwo Jima(24日/27日発表)
 USS Iwo Jimaと第26MEU

iwo jima 2

iwo jima 1





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2009-03-28-Sat- Ice Exercise 2009

 Ice Exercise 2009(ICEX 2009)が現在南極で行われている。ICEX 2009は北極の厳しい環境下で訓練を行うものであり、ワシントン大学の応用物理研究所も参加している。そして、米海軍からはロサンゼルス級原子力潜水艦のアナポリスとヘレナが参加している。場所はアラスカ北海岸から200マイルほどのところであり、期間は2週間である。

 21日から22日にかけては海軍作戦部長であるゲイリー・ラフヘッド海軍大将も参加した。


Adm. Gary Roughead 1

Adm. Gary Roughead 2

Adm. Gary Roughead 3

Adm. Gary Roughead 4


 潜水艦アナポリスとヘレナ(21日)

Los Angeles-class submarine 1

Los Angeles-class submarine 3

Los Angeles-class submarine 2

Los Angeles-class submarine 4

Los Angeles-class submarine 5


夜のキャンプ(20日)

naight camp


(画像は米海軍より)




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2009-03-27-Fri- 今日の報告20090327

●イスラエルがスーダンで車列を空爆したという報道
 1月にイスラエルがスーダンで武器を輸送していたトラックを空爆したとイスラエルのメディアやアルジャジーラなどが伝えている。報道によると、イスラエルはイランからスーダン、スーダンからエジプトを介してガザ地区に武器が運ばれているとして、その武器がスーダンで輸送中にイスラエルが空爆した。米軍も協力したとされる。
 イスラエルのオルメルト首相はイスラエルにとって危険があるならば、世界中活動できる限りどこでも攻撃すると発言している。事実過去に何度も国外に空爆をし、新しいところでは2007年のシリアの核施設を攻撃している。

●A New Base Park in Atsugi(米海軍より)


astugi


 一番右は高橋和男第4航空群司令(海将補)。




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2009-03-27-Fri- 破壊措置命令発令

 ついに「破壊措置命令」が防衛大臣から発令された。北朝鮮は一回目のブースター落下が日本海の秋田沖130キロ地点、二回目のブースター落下が銚子沖2150キロの太平洋上とみているが、落下地点を誤った場合に備えて迎撃を行うことになった。基本は「人工衛星」自体の迎撃を行わない方針であるが、日本本土に物体が落下する可能性がある場合は自衛隊によって迎撃される。

 麻生総理大臣や外務・防衛両大臣などが迎撃を行うという方針を示したとき、諸外国は実は驚きをもっていたという。日本が珍しく強気に出ているからである。確かに、明言して万が一迎撃をできなかったときの政権へのダメージは大きい。しかし、政局よりも国民の生命財産のほうが大事である。「政治判断」などは必要ない。日本本土に落下する場合は迎撃しないよりは迎撃をしたほうが被害が少なくてすむ。

 それはそうと、この命令によって動く自衛隊の部隊であるが、まず日本海に佐世保のイージスシステム搭載護衛艦のこんごうとちょうかいが展開する。太平洋には横須賀に配備されているきりしまが展開しデータを収集、PAC―3弾を運用する高射部隊が市ヶ谷、船橋、朝霞、岩手、秋田に展開される模様。確認しておくが、PAC3の運用は航空自衛隊が行っている。今月3日の今日の報告で明記したが、MD統合任務部隊が編成され、指揮は航空自衛隊航空総隊司令官である永田空将がとることになる。統合幕僚長に就任したばかりの折木陸将にとっても就任早々の重大任務である。他国からの物体落下の危険性がある日本にとって、これはまさに「実戦」体制になる。

 発射後、米軍の早期警戒衛星や通称「ガメラレーダー」などで情報収集を行い、日本海に展開するイージス護衛艦で探知、追尾を行い、ブースターが日本海に落下した後に何事もなく日本海を通過すれば、太平洋に展開するきりしまで残りを追って終わりである。日本に落ちる可能性は少ないにせよ、自衛隊は統合運用体制で一通りの流れを確認することができるだろう。ある意味演習にもなり、統合運用体制の問題点も浮き上がっているかもしれない。仮に日本にブースターが誤って落下したら惨事になるであろう。その時、自衛隊は悪者になってしまうのだろうか。

 鉄砲の弾を鉄砲の弾で打ち落とせるか、などと言った政府筋がいたが、それは開発当初20年ほど前に言われていたことで、端的に言えば今ではより精度が上がっていることに間違いはない(発言では、ばーんとかどーんとか言っている)。時間を予告して迎撃する実験を日本は行ったが、米軍では訓練として時間を予告しないものも成功させているし、昨年の2月には、イージス巡洋艦レイク・エリーが太平洋上空の高度約250キロの地点で制御不能で落下の危険性があった偵察衛星をSM-3で撃墜している。必ず迎撃できるということを主張しないが、アメリカから大枚をはたいて買ったものであるからこういうときに使わなかったら意味がない。ただ、今回は使わないことを祈るだけである。

 また、前回のシリーズの中で紹介した国民保護の重要性も「そのとき」がこなければ大きくとりあげられないこともわかった。国民は「そのとき」に不安をあらわすのではなく、事前にこういった問題に当事者意識、関心をもって生活しなければならない。自らをいかにして守るかは自分であらためて考えるべきである。




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2009-03-24-Tue- 今日の報告20090324

●今日付で統合幕僚長就任
 24日付で折木良一陸将が第3代統合幕僚長に就任した。統合幕僚監部のその他主要人事は運用部長が斉藤治和空将(航空総隊司令部幕僚長)、報道官が鈴木純治陸将補(東北方面総監部幕僚副長)などとなっている。(カッコ内は前役職)

●今日のクローズアップ
 防衛省統合幕僚監部の24日の発表を見た。バーレーンの連絡官の交代についてというものである。そこで、インド洋における補給支援活動において連絡調整業務に当たっている連絡官の交代に伴い、池田由香子2等海尉が任務を終え帰国したとされていた。Nはこの名前に見覚えがあったため、調べるとやはりあたっていた。2尉は、防衛省のインド洋における補給支援活動の広報でコメントを残していた。


防衛省「国際テロの根絶と世界平和のために」


 池田由香子2尉は3等海尉だった平成18年3月にインド洋へ補給艦「おうみ」の通信士として派遣され、任務に従事した。

●ひゅうが一般公開決まる
 24日、横須賀地方総監部は4月11日に新型護衛艦ひゅうがの一般公開を行う案内を掲載した。Nとしてはこれに行かない手はないが、きっと混むのだろうと思いました。あまり言いふらしたくないです。

●告知
 BSの番組「きょうの世界」の今日の放送でロシア軍の近代化についてのCNNのリポートをもとにした番組が報道されました。機会があれば紹介します。




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2009-03-20-Fri- 今日の報告20090320

 本来、昨日までに更新すべき報告をできなかったのでまとめてさせていただきます。

●ボーイング社F-15SE(サイレントイーグル)を発表(17日)


ボーイング ニュース

f-15se


●最初の海兵隊F-35JSF飛行(19日 FORT WORTH)
 Maj. Joseph T. Bachmannは海兵隊F-35ライトニングⅡ統合打撃戦闘機を飛ばしたパイロット第1号となった。



●イラク戦争開戦から6年(20日)

●民主党海賊対処 海自を海保管轄下に
 今更なにをいっているのでしょうか。どうかしてますよね。民主党の今回の海賊対処方針は海自ファンも海保ファンも怒りますよ。もっとまともなことを真剣に言ってほしいです。




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2009-03-20-Fri- 建設的な議論を 海賊対処

 民主党は海賊対処法案の争点にするための論点をまとめている。その中で、海上保安庁が対処できない場合に唐突に海上自衛隊がでてくるといった意見がでたことで海上自衛隊派遣の必要性を求めることにしたという。毎日の報道を参考にすると、そのほかにも「海賊が根拠地とし、無政府状態のソマリアを外交努力で立ち直らせる方策を盛り込む」ことや「遠洋まで派遣できる船を建造するため、海上保安庁の予算を増やす」という意見も出た。

 19日の参議院予算委員会集中審議で、一川保夫(いちかわやすお)民主党参議院議員は海賊対処は「本来海上保安庁の任務」であるということや「海上自衛隊に海賊対処の余裕はあるのか」といった質問をした。

 それぞれ今の話しを始めからの話を整理してみると、1海賊対処は海上保安庁が行うべき、2そのために海上保安庁の能力を高めるべき、3ソマリアを海賊などがでないように復興させるということになるだろうか。

 まず1だが、もちろん海賊対処というのが海上保安庁の任務にあたるのは間違いない。しかし、岩崎海上保安庁長官が国会答弁で巡視船派遣は困難としている。海賊対処をある時点で行えても、補給や長期任務を行うのが難しいからである。それゆえに海上自衛隊の派遣が検討された。海上警備行動は海上保安庁の能力を超えたときに自衛隊が動くということになっているから、第一義的に海上保安庁が対処するべきとはいえ、わざわざソマリアまで巡視船を派遣して「無理なので代わってください」なんて無駄なことを本気ですべきだと民主党は考えるのだろうか。確かに、海上警備行動は裏技といってもいいかもしれない。去年の段階から自民党内では海上警備行動をもとにした自衛隊派遣を考えていたようである(海賊対処ではないが)。ただ、海賊対処は国連海洋法条約で認められた海上警察活動であり、軍艦等(もちろん自衛艦も入る)が海上警察権を行使することは認められている。あとは国内法で各国が対策を考えるようにとなっている(裁判も)。

 次に2だが、その能力を高めることは悪いことではないが、能力を高めるということは巡視船を建造し、そのための人員を増員しするということである。海上保安庁は日本沿岸、尖閣、東南アジアの海賊で余裕がないため、そういったことをしなければ確かにソマリア沖に展開することは難しいが、せっかく能力がある海上自衛隊があるのにわざわざそれをする必要があるのだろうか。海上自衛隊と海上保安庁が連携して海賊対処を行うことが十分できるのに・・・。そこまで海上保安庁に全てやらせるなら自衛隊に何を求めているのか。自衛隊が存在する意味はあるのか。国民のために活動をしないなら無駄になるだけではないか。だったら自衛隊は廃止して警察と海上保安庁だけで国を守ればいいのではないか。少し極論を言い過ぎたが・・・。民主党が自衛隊に何を求めるのかをはっきりしてほしいと思う。

 3は当然のことながら行うべきだが、完全にソマリアが復興するまでどれくらいの時間がかかるのか。それまでの期間ボーっとしているわけにもいかないでしょう。もちろん、民主党さんは海上保安庁の能力を瞬時に高めて、すぐに巡視船運用の人員訓練して、ソマリアに派遣すると同時にソマリア復興に協力するのでしょうが。

 ただ、フェアに言うとすれば、政府の対応ものろまとしかいいようがない・・・と言えるかわからないが、シーレーンの安全確保に乗り出すのが遅いのは事実である。遅すぎるのに議論が不十分とか言っている暇はあまりないのが現状である。どうしても自衛隊を派遣するとなると憲法がちらついてまともに活動できない。議論せい!ということばかりで永久に派遣できないことになるだろう。その点海上保安庁は世界中で活動できるし、外国船も守れるし、自由度が全然違う。自衛隊をうまく使わないでこまるのは結局国民なのに。国民の生活が第一という民主党なのに反対するというのは矛盾していませんか。多くの恩恵をインド洋周辺から受けているのは間違いない。派遣に反対している社民党や市民団体の皆さんも恩恵を受けているのですよ。

 とにかく、海賊対処からあまり話を広げずに、目下の危機に対してどう対処して行くのかを真剣に議論してほしい。法律も大事だが、すれすれのところで国益と国民の生活が守れるならばそうしたほうがいいのではないか。無駄ないまさらまた話を元に戻すようなことはせずに建設的な議論をしてほしい。もうすでに自衛官が不安を多く残しながら派遣されているのだから。




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2009-03-18-Wed- DDH-181ひゅうが 第1護衛隊群に配備

 10時半からIHIマリンユナイテッド横浜工場で待ちに待った新型護衛艦「ひゅうが」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われた。

 ひゅうがは基準排水量13950トン、全長197メートルでヘリが3機同時に離発艦可能である。格納庫には哨戒ヘリSH-60を8機、MCH-101ヘリを4機程度収容できるとされ、格納庫から飛行甲板にヘリを移動させるための昇降機と武器用昇降機をそれぞれ2機ずつ備える。また、フェーズドアレイレーダーを4面もち、護衛艦としてはじめて国産対空戦闘システムのFCS-3(00式射撃指揮装置)改を装備している。これは、今後配備される次期汎用護衛艦である5000トン型の護衛艦にも搭載予定である。

 ひゅうがを一言で言えば多機能艦ということになる。主な点を挙げると、
・ヘリの運用
・指揮通信機能
・司令部として
・災害時運用
となる。

 各護衛隊群やその他任務部隊の旗艦としての運用がされる予定であることから、司令のための部屋や司令部要員の居住スペースのほかに、司令部作戦室などを備えている。

 ひゅうががすぐに海外任務などに派遣されることはないと思われる。運用訓練などを行ってから海外に派遣されるにしても来年以降になるであろう。海外派遣としての可能性としては海賊対処ぐらいであろうか。それ以外にテロ対策などで新たな活動ができるようになれば、インド洋に長期展開できるかもしれないが、まだひゅうが型が1隻しかないことから海外派遣は当分無いかもしれない。ただ、注目は今年10月の観艦式ではないだろうか。観閲部隊旗艦として観艦式に参加することになれば、総理大臣がひゅうがにヘリで降り立ち、海上自衛隊の歴史に新たな1ページが刻まれることに間違いない。次の総理大臣は誰になるかわかりませんが・・・。

 ひゅうがは第1護衛隊群に配備され、護衛艦としてはじめて女性が17人乗り込む。今後ひゅうが型護衛艦は今年8月に2番艦が進水し、その名前が明らかになる予定である。また、その後さらに2隻が建造されることになると思われる。報道では「空母型」とされているが、将来的にこれが空母への布石となるかどうかはまだわからない。

 ひゅうがの一般公開がされるかどうかわからないが、可能性としては8月の横須賀サマーフェスタや10月の観艦式となるだろう。




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2009-03-18-Wed- AMAN 09 in Pakistan 演習終了

 日本ではほとんど報じられておらず(P-3Cしか派遣されていないということもあるが)、画像に乏しいが、米海軍や中国に関する情報は多く見つかった。一部を紹介しておきたい。

▼米海軍の情報
 米海軍はサイトNAVY.milで写真を掲載している。昨日の写真もその1つである。以下に米海軍が掲載している画像を掲載しておく。


3月6日カラチ キャンベル大佐(左)
aman us 1

インド洋 パキスタンTariz級フリゲート 奥にはUSCGC BOUTWELL
aman us 2

インド洋 ミサイル巡洋艦レイクシャンペーン Mk 45 5インチ砲
aman us 3

 巡洋艦レイクシャンペーンとカッターボウトウェルは太平洋艦隊のボクサー遠征打撃群に所属している。

●中国軍の情報
 中国海軍の情報はCHINA Defense Mashupより得られた。

china 2

china 1

china 3

 新華社通信は駆逐艦「広州」が訓練を終えて出港したことを報じている。


●英国海軍の情報
 英国海軍はフリゲートのHMS Portland (F79) を派遣した。

royal navy 1

royal navy 2


●その他

australia



last

 しっかり日の丸も掲揚されていますね。 <終わり>




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2009-03-17-Tue- 今日の報告20090317

▼防衛省関連
 最初に防衛省関連事項を報告します。

●防衛省人事発令(24日)
 先日報じられた統合幕僚長の退官が閣議で正式に認められ、後任に折木陸上幕僚長とする人事が決まった。そして、陸上幕僚長に中部方面総監の火箱芳文陸将が充てられた。その他今回の人事では、南西航空混成団司令である山川龍夫空将が航空自衛隊補給本部長に、海上自衛隊航空集団司令官である松岡貞義海将が横須賀地方総監に、そして横須賀地方総監の半田謙次郎海将が退官することが決まっている。人事発令は24日。

折木陸幕長
oriki


●潜水艦「そうりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式について
 3月30日に行われることが海上自衛隊によって発表された。三菱重工業神戸造船所で行われる。そうりゅう艦長は加納雅人2等海佐。

●防衛省新型インフルエンザ対策計画の策定について
 このブログではシリーズで新型インフルエンザについて取り上げたが、防衛省は先月17日の会議の決定を踏まえて「防衛省新型インフルエンザ対策計画」の内容を発表した。ワクチンの接種、在外邦人の輸送、医官や自衛隊病院などの行動等が記されている。

 以上、防衛省関連

●マダガスカル大統領辞任 軍に政権移譲
 アフリカのマダガスカルで国軍兵士が大統領府を占拠し、ラベロマナナ大統領は最新情報では辞任を決め、軍への政権移譲を認めたという。

●ポセイドンがインドへ売却
 米国政府はP-8ポセイドン哨戒機を8機インドへ売却することを決めた。取引の総額は約21億ドルになるとみられ、過去最大規模になるようである。




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2009-03-16-Mon- 今日の報告20090316

●補給艦「ときわ」出港
 インド洋における補給支援活動を実施するために、16日、補給艦「ときわ」が横須賀を出港した。ときわは先日海賊対処にあたるために出港した部隊にも補給を行う予定。

●AMAN-09報告


0316 2

キャンベル大佐(ミサイル巡洋艦レイク・シャンプレーン)
0316 1

(米第5艦隊より)

 詳報はまた後日。





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2009-03-14-Sat- 海賊対処護衛艦出港 護衛艦は海賊対処仕様

 14日、ついにソマリア沖・アデン湾における海賊対処のために護衛艦が呉基地から出港した。護衛艦は「さみだれ」「さざなみ」の2隻で派遣部隊指揮官は第8護衛隊司令の五島浩司1等海佐である。式典には麻生総理大臣、浜田防衛大臣や泉海将(自衛艦隊司令官)も出席した。


五島浩司1佐
shukkou1


 ここで少し海賊対処仕様に替わった護衛艦を見てみよう。まず、各護衛艦にSH-60K哨戒ヘリが2機搭載されている。

shukkou2

 そして、演習でも使われていた特別機動船(RHIB)が本来内火艇が設置されている場所に搭載されている。

shukkou3

 さらに、防弾版が新たに設けられ、12.7ミリ機関銃が4基設置されている。これは接近戦に対応するためである。以下の画像では、画像中央左に防弾版、右に特別機動船が見られる。

shukkou5

 また、長距離音響発生装置(LRAD)も搭載されている。これは実際に海賊対処にも効果を出したこともあり、さらにシーシェパードの捕鯨妨害活動にも使用され、成果が上がっている。

 護衛任務は4月上旬にも行われる見通しで、拠点はジブチに置かれる。ただ、読売の報道では国土交通省海事局に新設された「海賊対策連絡調整室」に護衛を希望する船舶の登録を求めたところ、2595隻もの登録があった。護衛艦2隻では対応できない可能性が大であり、海賊対処新法の成立と更なる護衛艦派遣の期待が大きくなるところである。

shukkou4

(画像は全てNHKニュースからキャプチャさせていただきました。)

 また、今回の派遣で注目されることの一つに特別警備隊(SBU)の派遣がある。特別警備隊は海上警備行動の発令された1999年の能登半島沖不審船事件を機に創設されたものである。その海上警備行動に基づく活動で、特別警備隊は日本から遠く離れたソマリア沖に派遣されることになった。警告射撃などの精密射撃が求められる今回の派遣では、SBUの高い射撃能力を生かして任務に当たるということのようである。ただ、もちろんそれだけでなく海賊船への移乗なども行う可能性もある。特別警備隊の活動にはこれからも注目していきたい。

 海賊のみならずシーレーンを確保するというのは日本にとって現状では必須事項である。国際法に認められる形で海上警察権を行使し、日本国のシーレーンの安定に寄与することは自衛隊の活動にとって大きな前進になったといえるだろう。そして、今回8人の海上保安官が派遣されるが、更に海上保安庁との連携をより一層強化するよい機会となることは間違いない。共通の目的を持ちながら、役割を少しずつ明確にしていくことで、海上保安庁との協力体制をこれからも構築して行くことが重要である。

 今回の派遣で、現場では緊張を強いられ、指揮官には的確で重大な判断を迫られることになるであろう。しかし、何よりも自衛官の無事を祈り、わが国の生活を守るためにも任務の無事遂行を願いたい。




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2009-03-14-Sat- 海上警備行動発令される

 防衛大臣によって13日、自衛艦隊司令官に対して海上警備行動が発令された。発令内容には、護衛艦2隻による派遣海賊対処水上部隊の編成やこの派遣海賊対処水上部隊を交代させるときには護衛艦4隻をもって部隊を編成することが盛り込まれている。

 海賊対策は国連海洋法条約と公海条約によって、全ての国が海上警察権の行使を行うことができるとされている。また、軍艦(取締りの権限があたえられている船舶)等は公海等において海賊船の拿捕を行うことができるとされている。そして、海上警備行動は警察活動であり以上の条約に定められている通りの活動を行うだけである。取り締まりも国連海洋法条約では国内法で対応するように定められており、日本でもそのように対処される。問題は海上自衛隊の今回の活動の保護対象に外国船がないことである。

 海上保安庁は世界中で活動できることに法律上なっている。臨検拿捕などの活動である。海上警備行動は海上保安庁の活動を補完するもので共産党の志位委員長の言うとおり、世界の果てまで派遣できることになる。ただ、自衛隊法の解釈では日本国民の生命財産を守るために自衛隊が動くことになっているので、海上自衛隊は海外の船を守ることはできないのである。

 海上保安庁が任務を行うことが法律上は望ましいが、端的に言えば「大変」ということである。日本近海向きであることや補給などの難しさについてである。

 武器使用も議論されているが、武器の使用は基本的に行うことができる。警告射撃などは可能で危害を加えることができないというだけである。正当防衛射撃も認められる。

 しかし、そうはいっても制約が多いのは事実である。現場では対処に困るケースが出てくる可能性も十分に考えられ、問題が残る。




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2009-03-13-Fri- 今日の報告20090313

●海上警備行動発令される
 浜田防衛大臣から海上警備行動が発令され、海賊対処のために14日に海上自衛隊の護衛艦が出港することになった。
 護衛艦派遣に先立って、韓国では日本より一足先に駆逐艦が海賊対処のために出港した。

●米海軍、海洋調査艦護衛に駆逐艦
 北朝鮮のミサイル発射で埋もれてしまったが、米海軍の海洋調査艦(音響測定艦)が中国に妨害された問題で、妨害を受けたインペッカブルにイージス駆逐艦「チャンフーン」が護衛につくことになった。米中に摩擦が生じていることに間違いはない。

●AMAN-09報告
 中国国際放送局(CRI)が伝えたところによると、中国駆逐艦の指揮の下、海上捜索救難演習が行われたという。駆逐艦は中国海軍のミサイル駆逐艦「広州」のこと。




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2009-03-13-Fri- TV番組のお知らせ その他告知

 本日、以下の番組で海賊対策について放送される予定です。

1900 NHKニュース7
2100 NHKニュースウォッチ9
2330 NHK 時事公論
     TBS NEWS23
2355 日テレ ニュースZERO

 注目すべきはニュースZEROのような気がします。余裕があればblogでとりあげたいと思います。

 そして、お知らせですが、Nの司令部内に「軍事情報収集掲示板」を設けました。自分だけが知っている軍事情報、マイナーな地元などの軍事情報、不正確な軍事情報、気になる軍事情報などの書き込みを期待しています。よろしくお願いいたします。




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2009-03-12-Thu- TV番組のお知らせ

 火曜日にはNHKクローズアップ現代で、昨日はBS1で海賊対策についての番組が放送されました。両者ともフランス海軍の活動を取り上げていました。与党PTで話し合いが行われている様子が前者で放送されましたが、「海賊対策」ということに関しての論点がずれている様子が見られました。

 それは置いておいて、TV番組のお知らせをします。

●3月15日(日)16:00~17:15 日高義樹のワシントンリポート
 オバマ政権の新アジア太平洋戦略~チャンドラー米太平洋空軍司令官に聞く
 ゲストは米太平洋空軍司令官キャロル・チャンドラー大将。

 ワシントンリポートは毎月1回放送される番組です。




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2009-03-12-Thu- 音響測定艦に関する報告 そして優秀な監視団体

 米海軍の音響測定艦(海洋調査艦)が妨害を受けた事件で連日報道がなされているが、Nが先日横浜港で見たのはヴィクトリアスではない可能性があることがわかった。

 結論から言うと、Nが見たそれはヴィクトリアス級ではあるものの、ヴィクトリアスではなくロイヤル(LOYAL)とエイブル(ABLE)であった。どこからそれが分かったかというと、RIMPEACEの「追跡!在日米軍」というサイトである。以前からこのサイトの情報は精度が高く、RIMPEACEは優秀な「米軍監視団体」といえるかもしれない。サイトの紹介はここまでとして、本題に入るが、音響測定艦に関する情報はこのページに掲載されている。
はるばる海南島近海まで、音響測定艦進出中


横浜港 音響測定艦

横浜ノースドックに停泊中の音響測定艦エイブル(右)とロイヤル
(画像はRIMPEACE追跡!在日米軍よりhttp://www.rimpeace.or.jp/)

 この中で各音響測定艦の動きが細かく掲載されている。この記事だけでなくほかの記事でも詳しく米軍の行動が掲載されており、米軍にとっては軍を監視している「敵」とみなしているかもしれない。ただ、市民団体でもこれほど軍事情報に通じている団体は滅多にないだろう。




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2009-03-10-Tue- 今日の報告20090310

 先日、音響測定艦(海洋調査艦)に関する記事を掲載したが、今日、それに関する事件がが報じられた。

●米海軍海洋調査艦、中国艦船に妨害される
 8日、東シナ海でインペッカブル級海洋監視艦の「インペッカブル」が5隻の中国艦船に妨害行為を受けた。中国の艦船は海軍の情報収集艦、漁業取締船、海洋パトロール船、2隻小型トロール漁船だったという。詳細は各報道かNの軍事ニュースをご覧ください。

  以上だけでなく、米国防省の発表では3月4日に海洋監視艦ヴィクトリアスが強力なライトを照射されている。(MSN産経ニュースの報道ではヴィクトリアスもしくはビクトリアスと言うべきところをビクトリアと誤っている)


Impeccable 2

Impeccable 1
以上2枚は8日のもの

Impeccable 3
海洋監視艦インペッカブル

(画像は全て米海軍より)
 上2枚の画像は確認した限り米海軍、米太平洋艦隊、第7艦隊それぞれのサイトに掲載されていた。国防総省がインペッカブルやヴィクトリアスの件を発表したため、今後中国による反発が予想される。中国側は早速インペッカブルが国際法と国内法に違反していると主張している。

北朝鮮のミサイル、「着弾防ぐのは当然」と防衛省幹部(読売)
 最近の報道で迎撃は「政治決断」というようなことが言われているが少し違和感を感じた。自衛隊法では、日本の領土や領海に着弾する場合、ミサイル等の迎撃を行うことができるとされている。「国民の生命と財産」に危険が及ぶ可能性がある場合迎撃を行うのは当然ではないのだろうか。しかし、それが何故政治決断になるのか。報道の文脈ではわからないが「政治決断」は何に対するものなのか。日本(領土・領海)以外に落下する恐れがない場合は迎撃できないわけであるから、「政治決断」の対象にはならないはずである。よって、日本に落ちる場合の迎撃において「政治決断」が行われると考えると、当然迎撃すべきである話であるからおかしいと思うのはNだけだろうか。

●自衛隊若手幹部(尉官級)の訪中について(防衛省発表)
1 3月11日(水)から17日(火)の間、中国側の招聘により自衛隊若手幹部(尉官級)等15名が中国を訪問する予定。

2 本件は、一昨年12月及び昨年5月の日中首脳会談の合意事項。自衛隊若手幹部と中国人民解放軍青年将校との相互訪問を通じて、防衛当局間の相互理解及び相手国への理解を深めることを目的とするもの。

(参考)中国側の訪日の状況
 平成20年9月に中国人民解放軍青年将校団が訪日




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2009-03-09-Mon- 今日の報告20090309

 昨日は更新を休まさせていただきました。今日は土日の報告もいたします。

●US-2が初の災害派遣
 防衛省の発表によると、3月7日(土)に、第31航空群第71航空隊に所属するUS-2が、東京都知事からの要請によって南鳥島から急患輸送を行った。骨折した男性を輸送するため、要請があった当初厚木に待機していたUS-1Aが出動することになったが、太平洋上の前線のために出動は無理と判断されUS-2が派遣されることになった。輸送は羽田空港まで行われた。以下防衛省の発表より。

1時19分 第71航空隊のUS-2×1機が離陸。
5時19分 南鳥島着陸。
6時18分 南鳥島離陸。
10時41分 羽田空港着陸。
10時55分 患者を救急車に引き渡し完了。
11時40分 終結。

●北朝鮮軍が臨戦態勢に入る
 人民軍総参謀部報道官が朝鮮中央テレビにおいて衛星迎撃は戦争を意味するとして本拠地に対する報復を実施すると述べた。いままでにない軍報道官の声明が何を意味するのかはわからない。




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2009-03-07-Sat- 今日の報告20090307

●統合幕僚長勇退 後任に折木陸上幕僚長
 7日、政府は統合幕僚長である斉藤隆海将の後任に、折木良一陸上幕僚長を充てる人事を内定した。24日付で就任する予定

 統合幕僚会議議長から統合幕僚長という役職に代わったのが2006年。初代統合幕僚長は先崎陸将だった。2代目が斉藤海将で今度3代目に折木陸将が就任することになる。本来、昨年退官することとなった田母神航空幕僚長が、陸海空という順番から次の統合幕僚長だといわれていたが、辞めてしまったために順番が狂うことになったようである。




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2009-03-06-Fri- ヴィクトリアス級音響測定艦

 先日、横浜港に行ってきた。その際に米海軍のヴィクトリアス級音響測定艦(海洋監視艦)とみられる船を見つけることができた。関連情報をのせておこう。

 音響測定艦は日本(海上自衛隊)での呼称であり、米海軍ではOcean Surveillance Shipつまり海洋監視艦となる。音響測定艦は潜水艦を探知するために、1984年に米海軍でストルワート級音響測定艦が就役した。

 ヴィクトリアス級は1988年に進水し1991年に就役。特徴的なのはSWATHと呼ばれる双胴の船型である。SWATHはSmall Waterplane Area Twin Hullのことで、米海軍の実験艦Sea Shadow、Sea Slice、沿海域戦闘艦Sea Fighterや、中華人民解放軍海軍のミサイル艇である紅稗(ホウベイ)型の他に海上自衛隊のひびき型音響測定艦などで使われている。


海洋調査艦ヴィクトリアス
Victorious

Sea Shadow
sea shadow

Sea Fighter
sea fighter

Sea Slice
sea slice

(米海軍より)

 海上自衛隊のひびき型はヴィクトリアス級の影響を受けて双胴船となった。艦影もにていることがわかる。現在、ひびきと2番艦はりまは自衛艦隊隷下の海洋業務群に所属している。




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2009-03-05-Thu- 今日の報告20090305

●AMAN 09共同訓練始まる(in Pakistan)
 パキスタンで多国間海上共同訓練AMAN-09がはじまった。参加国は以下の通り11ヶ国。

日本、米国、英国、オーストラリア、中国、フランス、トルコ、バングラデシュ、クウェート、マレーシア、ナイジェリア

 上記以外の国からも訓練の模様を見るために27の国からオブザーバーが参加している。訓練は5日から14日まで。

 新華社通信は2日に駆逐艦「広州」がパキスタンに向かう途中の画像を掲載している。

aman 0305





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2009-03-04-Wed- 今日の報告20090304

●護衛艦「ひゅうが」の引渡式・自衛艦旗授与式について(海上自衛隊ニュースリリース)
日 時
  平成21年3月18日(水) 10:30~13:30
場 所
  (株)IHIマリンユナイテッド横浜工場
執行者
  横須賀地方総監 海将 半田 謙次郎(はんだ けんじろう)
主要出席者
  海上幕僚監部代表 海上幕僚長  海将 赤星 慶治
  装備施設本部代表 副本部長   海将補 上田 達朗
主要行事
  10:30~10:35 引渡式
  10:35~11:40 自衛艦旗授与式
  13:00~13:30 出港見送り
艦 長
  1等海佐 山田 勝規(やまだ かつのり)
その他
  主要出席者については、変更される可能性があります。


 ひゅうががいよいよ就役する。今後すぐに海賊対処のためなどで派遣されることはないだろう。構造が新しく、運用に関して訓練を行わなくてはならないためである。

●ICCがスーダン大統領に逮捕状
 国際刑事裁判所は戦争犯罪と人道に対する罪などで、スーダン大統領に逮捕状を発付した。




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2009-03-03-Tue- 今日の報告20090303

●ミサイル迎撃のため護衛艦配備
 北朝鮮のミサイル発射がなされた場合に備えて、SM3を搭載できるイージスシステム搭載護衛艦を日本海に派遣する方針を防衛省が固めた。ミサイル迎撃の根拠は法的根拠は2005年に成立した改正自衛隊法の82条。迎撃が実際に行われれば、自衛隊として初めてのこととなる。日本ではミサイル防衛において統合任務部隊が編成され、航空自衛隊航空総隊司令官が統合任務部隊指揮官となり、MDに関係する3自衛隊部隊を統制・指揮する。現在の航空総隊司令官は永田久雄空将。

●任用拒否された女性自衛官 支援者が拒否撤回を要請
 任用拒否されていることに対し、拒否されている女性の航空自衛官の支援者が防衛省へ任用拒否を撤回するように要請を行った。この女性自衛官は同僚からのわいせつ行為を理由に、国に対して損害賠償訴訟を起こした。しかし、訴訟後に2年の任期終了の後の任用を拒否されていた。防衛省は人事と訴訟は無関係としている。空自の、任用継続を志願した自衛官約8100人のうち認められなかったのは1人のみ。

●硫黄島訪問 遺族が慰霊
 硫黄島での戦死者遺族が硫黄島を訪問し、慰霊を行った。NHKの報道から遺族の言葉を引用する。「当時、飲み水がなかったと聞いていたので、『水を持ってきたよ、飲んでください』という気持ちでお参りしました。なぜ、父はこの島で命を落とさなければならなかったのか、残念でなりません」。これは遺族の1人の言葉である。当時水が不足しており雨水をためていたが、地下壕が高温だったため冷たい水が飲めずに死んで行った人が多かった。水というのは硫黄島の戦いではキーワードである。
 硫黄島の遺骨収集はまだ終わっておらず、いまだに13000人ほどの遺骨が収集されていない。国は最後の1人まで収集する覚悟を持つ必要がある。全力で取り組まなくてはならない。また、国民もこのことは忘れてはならない。国民の声が国を動かすことになると信じて。




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2009-03-03-Tue- 海賊対処護衛艦派遣迫る

 ソマリア沖での海賊対処のために派遣される予定の護衛艦が14日に派遣されることが固まってきた。13日に安全保障会議が開かれ、防衛大臣が海上警備行動を発令する。海上警備行動が発令された過去2回、このような形での海上警備行動の発令を当時誰が予想したであろうか。自衛隊の派遣には必ず根拠が必要だが、法的な矛盾を抱える日本ではこのような方法を現時点ではとらざるをえない。昨年8月に自民党が公明党の承認を得られないために、インド洋での給油活動にかわる案として、海上警備行動をもとにタンカーの護衛を行うことを石破茂氏が検討していたという。結果としては海上警備行動は補給活動の代替案ではなく海賊対策に使われることになったのだが。

 ソマリア沖の海賊対処で韓国から海自による給油を打診されたが、日本側は現状ではできないとして拒否した。日本と韓国は同じような境遇にあり、同じようなシーレーンをもっている国であるがゆえに日韓で共同の作戦が実施できれば両国の国益にかなうものになる。今後、互いに連携を強化していくことは十分価値のあることである。韓国では、聯合ニュースによると、「国軍部隊のソマリア海域派遣同意案」が2日に国会を通過し、3日に海軍がソマリア沖に派遣される「清海部隊」の創設式を行った。駆逐艦「文武大王」や特殊部隊をあわせ310人あまりを派遣する。今月中旬にもソマリア沖に向けて出発するということであるから海自護衛艦派遣と同時期になる模様である。

 また、海自の海賊対処に現在インド洋で活動中の補給艦を使うことができないかということも検討されている。ただ、海自側は新たに補給艦を1隻派遣する余裕はないという認識をもっているようで、現在派遣されている補給艦をもちいることになる。法的には海上警備行動による活動ということになり、補給艦に随伴している護衛艦も万が一の際は海賊対処支援にあたる可能性があるのかもしれない。また、今後の海上自衛隊海外派遣を想定してましゅう型補給艦を追加建造することも検討すべきではないだろうか。そして、何故2隻しか派遣しないのかという観点から、新法制定の後にはさらなる護衛艦の追加派遣なども行うべきである。

 2月28日には海賊対処で派遣される隊員の家族らに対する説明会が行われた。家族の不安はとてつもなく大きなものだろう。しかし、自衛隊の海外派遣が増える中で、防衛省にとって家族のケアというものも非常に重要な仕事になってくる。いままでの経験なども活かすことができるとよいだろう。

 いよいよ派遣が迫ってきた。派遣される方々の安全を、安全なシーレーンの恩恵を受けている国民の1人として祈りたい。




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2009-03-02-Mon- 今日の報告20090302

●ギニアビサウ大統領殺害される
 首都ビサウにおいて、ビエイラ大統領が国軍によって殺害されたと軍報道官が発表した。今月1日にはビサウにある軍司令部が攻撃され、参謀総長が殺害されている。軍の報道官は「大統領が参謀総長殺害を行った一人」と述べている。

●英軍が今月末からイラクから撤退開始
 イラク南部バスラに駐留する英軍は、3月31日から撤退を始め、7月末に撤退が完了する予定。一部の部隊はイラク軍などへの訓練を行うため残ることになるとみられる。

●海賊対策で図上演習
 海賊対処のため、関係機関による図上演習が海上自衛隊幹部学校で行われた。防衛省、国土交通省、外務省、法務省、内閣官房などの職員が参加した。派遣される護衛艦の乗員も同じモニターをみながら参加した。
 
●TH-X、ユーロコプターが初受注
 海上自衛隊のOH-6D/DA の後継機、次期回転翼練習機(TH-X)として採用されたユーロコプター製「EC135」2機の購入契約に防衛省が調印した。EC135はアグスタウェストランドのA109Eとの入札で選定された。余談だが、海上自衛隊では、アグスタウェストランド社の機体としてすでにEH101を輸送・掃海用で「MCH-101」として採用している。このMCH-101はひゅうがにも搭載予定である。
 EC135は海上自衛隊の回転翼機を操縦するための訓練課程で使われることになる。




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